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蓋で灯台up

コマイヌサン ア
コマイヌサン ウンup

メンテナンスホール

みんな私が悪いのよupポストは続くよどこまでもup

「夕なぎ」についての覚書

ダムカード・マンホールカード・灯台カード

灯台名辞書/日本一の灯台

旧室蘭灯台(大黒島灯台)

フォントのことなど

動中在静

平成大合併の功罪

ゴジラ上陸

ホームズ彗星/鹿林彗星

花の名前/蓋の模様/灯台の形

サイトの名前/SCCな

フォントのことなど

 WEBフォントというものが,話題になっています。WEBページで特定のフォントが指定できるのだそうです。ものの本には,MS明朝だのosakaだのの指定の仕方が書いてあったりしますが,Macの標準フォントがosakaだったのは大昔。Windowsも時代はメイリオなんでしょうがこんな書体は使いたいくない(MSゴチックよりはましだけど)と思っているのは,私だけでしょうか。
 そんなわけでWEBフォントに挑戦してみることにしました。使用させていただいたのは,リンクのページでも紹介させていただいた「たぬき油性マジック」というフリーで公開されているフォントです。その感動的な開発秘話?を見て以来,自身で日常的に使わせてもらうばかりでなく,誰彼かまわず紹介しまくってきました。WEBフォントのために敬遠していたHTML5やらCSS3やらの勉強をする羽目になってしまった(ウソです。WEBの解説ページから@font-faceの記述をコピーしただけ)のですが,それはさておき。
 このたぬき油性マジックというフォント,漢字も第1水準,第2水準が揃っているにもかかわらずまったくのフリーフォントです。ライセンス関係を確認しようと作者さんのHPのFAQを見ていたら,個人のみならず商用もフリーなうえ,WEBフォントに関しても「ご自由にご利用いただけます」と記載されていました。FAQを読み進めていくと,フォントの使用に対して一切対価を求めておられないのみならず,寄付に関しても謝絶されておられます。フリーウエアでも寄付歓迎とされるのが通常なのに,膨大な手間をかけて作成されたフォントをこのように大らかに提供されていることに心より感謝すると同時に,すべてが金銭の損得で動いている最近の世相に疲れ切った身には,本当に心の渇きをいやされるような心持ちでした。
 コンピューターの世界では,昔から無償で提供しあうという文化があって,権利を主張するCopyrightに対抗して,Copyleftという言葉が生まれたりしたのですが,アメリカ流のなんでも権利を主張して少しでも金儲けした方が正義という時代では,すっかり忘れられてしまったようです。
 すべての価値基準が経済(というけれど要するにお金)に置かれ,無限に拡大し続けないと破綻する(金融とか経済という名の)ネズミ講が大手を振ってまかり通る世の中にあって,世界中の人にたぬきの爪の垢でも飲ませてやりたいと思うものです。
 ところで,私の環境では無事WEBページにたぬき油性マジックが表示されているのですが,ほかの環境ではどうなんでしょうか。うまくいってなかったらごめんなさい。たぶん私のせいでなく,ブラウザのせいです,はい。