2018剱埼灯台/2017間口港灯台

9414剱埼ディファレンシャルGPS局

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2020/02/11

2020/02/11

2020/02/11

2020/02/11

改築中の【2401】安房埼灯台定点観測のついでに点灯した【2018】剱埼灯台を見に来ました。地元なのでいつでも見れると思いながら先延ばしにしていましたが,大きなレンズに灯が入っているのはやはり格別です。上左は正面から,上右は海側からで西の空に茜色が残っています。下左は2等レンズの迫力ある姿で,群閃白光2回緑光1回を構成するレンズが回転するさまを間近に見ることができました。塔頂の左上に金星がひときわ明るく輝いているのが写っているのですが,分かるでしょうか。下右は敷地内から見える旧【9414】剱埼ディファレンシャルGPS局のアンテナで岬の左に伸びる瀬の先に【2401】安房埼灯台の灯火も見えているのですが,この写真では潰れてしまいました。対岸の房総方面を見渡すと【2003】洲埼灯台の白赤互光も確認することができます。

太平洋から東京湾へ入ってくると最初に見える左舷側の灯台が【2018】剱埼灯台でしょうか。小笠原航路のおがさわら丸から剱埼灯台を遠望することができました。航路上から見る灯台の姿はまた格別で,これが本来の灯台の姿だろうと思います。左の方に今は停波してしまった旧【9414】剱埼ディファレンシャルGPS局のアンテナも見えています。

2017/01/05

灯台巡りを始めたごく初期に訪問した【2018】剱埼灯台を再訪しました。県道215号線からキャベツ畑の中の細い道をたどると民間の有料駐車場があり,そこに車をとめます。本来は磯遊びや釣り人のための駐車場なので,灯台を見に行くというと駐車場料金を半分くらいに負けてくれました。駐車場から海の方に向かって歩き出すと右側に金網の囲いがあり,その先に大きな電波塔と【2018】剱埼灯台の姿が見えてきます(左)。右の金網の奥に【9414】剱埼ディファレンシャルGPS局(後述)がありますが,これを通り越して進んでいくと,剣崎灯台と磯(【2017】間口港灯台)の方へ降りていく分かれ道があります(右)。

2017/01/05

剣崎灯台の入り口には大きな電波塔が立っていました。コンクリートの塀のまえには燈光会の周知板と日時計の台座のようなものが見えています(左の画像クリックで周知板を拡大表示)。これまで城ケ島から何回か剱埼の遠望を写真に撮っていますが,この電波塔は写っていないので,最近出来たものだと思います。灯台の手前は官舎跡,海側はずっと展望台のようになっており,どの角度も十分なスペースがあります(右上)。右下は正面の入り口部分で,庇の部分など,なかなか趣があります。この庇の下に初点プレートがありますが,それは初回訪問時に撮影したので,下に掲載しています。

周囲に余裕があるので,あちこちの角度から撮ってみました。灯台本体の海側に付属舎が繋がっています(上左)。海側に回り込んでみると(上右),灯台のバックにディファレンシャルGPS局の姿が見えています。こちら側に初代の初点プレートがついていました(下左)。上段に横書きで「ILLUMINATED 1st MARCH 1871」下段に2字詰めの縦書きで「明治四年辛未正月十一日初點」と書かれています。日本語の方は旧暦なので念のため新暦に換算してみたら,確かに1871年3月1日になりました。下右は数少ない2等レンズを覗いたところ。多分わが国で残っている2等レンズは8基か9基ぐらいだと思います。

左上は初代初点プレートのある付属舎の正面から見たところ。入り口付近の電波塔がのしかかるように見えます。ここは崖の上なので海岸を見下ろすことができます。少し左によると目の下に【2017】間口港灯台が見えます。このショットもレンズのアップも初回訪問時のものとほとんど同じですが,天気の具合が今回の方が素晴らしかったので,無駄と知りつつ掲げてみました。最後にもう一度灯台の全体を写して,間口港灯台に向かいます。

数日後,城ケ島を訪れて【2401】安房埼灯台付近から見た【2018】剱埼灯台です。これを見るとディファレンシャルGPS局も電波塔もしっかり写っていますが,過去のデータをひっくり返しても2015年1月のものにはディファレンシャルGPS局は写っているものの電波塔は写っていませんでした。その後も2回ほど安房灯台には行っているのですが,剱崎の方にはカメラを向けていませんでした。

最初に掲げた分かれ道を下っていくと岩畳の磯の先に【2017】間口港灯台が見えます。前回訪問時には電線が繋がっていたのですが,綺麗に撤去されていました。

LED化された灯器の載った間口港灯台(左)。右上に灯器の部分のアップを掲げました。後述の初回訪問時にかすかにオレンジを帯びていた明かりも今では冷たい白色の光なんでしょう(右上)。右下は初回訪問時同様,無理やり間口港灯台と剱埼灯台を納めたもの。今回は強烈な逆光でした。

左は太陽を避けて剱埼灯台を見上げたところ,右は(多分)撤去された電柱の痕跡です。

2017/01/05

2017/01/05

2017/01/05

最初に掲げた金網の出入り口の奥に【9414】剱埼ディファレンシャルGPS局のアンテナ塔が立っています(上左)。金網には表札やそれらしい文言はなく「立ち入り禁止」みたいなことが書かれた看板がかかっているだけでした。上右は少し下がって全体がよく見えるところから,下左は剱埼燈台からのショットです。下右は灯のてっぺんの部分。他のDGPS局ではこんな構造物はついていなかったように思うのですが。
仕組みとか運用の実際とか少しもわかりもしないくせに最近DGPS局のことが気になって灯台表に載っているデータを探ってみたりしています。全国で27局ありほとんど有名な灯台のそばにあるもののほんの少し離れているので,その気にならねば目に入ってこないものです。
【追記】ディファレンシャルGPS局は2019年3月1日12:00をもってすべて廃止(追加表は2019年3月8日)されました。興味を持ち始めたとたんに全廃となり,結局27基中11基しか目にすることができませんでした。

以下,初回訪問時の記事です。上と重複するものもあり削除してもいいようなものですが,灯台巡りを始めたばかりで何も分からずにほんの数枚だけ写真を撮って満足していた時期のもので,懐かしくもあり,いい加減なコメント文もあえてそのまま残しました。

2009/03/07

2009/01/03

2009/03/07

2009/03/07

【2018】剣崎灯台。キャベツ畑の中の細い道をたどっていったさきに,いかにも灯台らしい灯台があります。上右は城ヶ島からのショットです。

2009/03/07

2009/03/07

2009/03/07

2009/03/07

剣崎灯台から見おろすと,目の下に【2017】間口港灯台が見えます(右側の大きい灯台)。港の防波堤にも形どおりの赤白灯台が見えますが,灯台表には記載がありません。灯台間近まで近づいてみたら,灯台に灯が入りました。振り返って見上げると,はるか上のほうに,剣崎灯台が見えます(下右)。

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