2019海獺島灯台/2022久里浜内防波堤灯台

2020笠島灯浮標/2021久里浜大塚根灯浮標

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小笠原航路のおがさわら丸が往復とも久里浜港寄港便だったので,間近かに【2019】海獺島(あしかじま)灯台を見ることができました。バックの東京電力横須賀火力発電所は撮影時解体工事中でした。隣の島の白い建物は独立行政法人港湾空港技術研究所に所属するアシカ島海象観測ステーションという施設で,主に波浪観測とデータの解析を行っているということです(あとで調べてみたら上記HPから塔施設の概要は削除され,平成30年11月に「アシカ島観測施設撤去検討業務」競争入札が公表されているので,検討を経ていずれ撤去されるようです)。手前に【2020】笠島灯浮標が見えています。2009年の写真にはレンズが写っていますが,2011年12月ごろ光達距離が変更になっているので,この時にLED化したものと思われます(下右)。

久里浜港の内側から。下左は【2020】笠島灯浮標のアップ,下右は【2022】久里浜内防波堤灯台に一番近づいたところです。

東京電力横須賀火力発電所の解体はほぼ終わり,煙突2基とわずかな建屋を残すのみとなっていました(上)。石油を使う発電所から石炭用へと建て替えるそうですが,反対意見も強く,WEB上ではどうなるか先行き不明との記事も見かけました。下左は内防波堤灯台の灯器のアップ,下右は久里浜港の入口北側にある【2021】久里浜大塚根灯浮標で,航路の反対側にあるので海獺島灯台ばかり見ているとつい見落としてしまう標識です。

以下,以前に東京湾フェリーや陸路でアプローチした訪問記録です。重複しますが当時の記載のままとしました。

2009/01/17

2009/01/17

2009/01/17

久里浜港の出入り口にある【2019】海獺島(あしかじま)灯台(黒い腹巻をしたほう)。バックは野比海岸の東京電力横須賀火力発電所です。久里浜〜浜金谷を結ぶ東京湾フェリーから。隣の島の白い建物は独立行政法人港湾空港技術研究所に所属するアシカ島海象観測ステーションという施設で,主に波浪観測とデータの解析を行っているということです。
【追記】古い灯台表には,海獺島灯標(ないし挂灯立標)として載っていて,初点が1916(大正5)年8月であることまで分かりましたが,灯台になった時期などは不明です。この時点で灯室には小さいながらもレンズが入っていました。WEB上の古い写真を見ると玄関部分や灯頭は変わっているものの,全体のフォルムは変わっていないので,灯塔自体はかなり歴史を重ねてきたもののようです。

2009/03/07

2009/03/07

2009/03/07

上は久里浜港を内側から見たところで,ちょうど金谷行きのフェリーが出航したところです。【2022】久里浜内防波堤灯台の右側に海獺島灯台が頭だけ見えています(下左)。下右は,浦賀灯明堂から海獺島灯台を遠望したところ。鴨居港からも海獺島灯台がよく見えました。

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