0957諸寄港沖防波堤灯台/0956.1諸寄港石ノ前照射灯

0955諸寄港日和山灯台0956諸寄港日和山船害杭照射灯

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2010/10/17

【0955】諸寄港日和山灯台が左の山の上に少しだけ見えています。この灯台は2011年12月23日廃止になりました。【0956】諸寄港日和山船害杭照射灯,【0956.1】諸寄港石ノ前照射灯が併設されていたのですが,前者も併せて廃止,後者だけが残っていることになります。右端の赤灯台は(旧)【0957】諸寄港北防波堤灯台です。この灯台も2011年12月23日に諸寄港防波堤灯台と名前が変り,位置と高さが変更になっているので,この写真の灯台はなくなり,新しい灯台ができたと思われます。

諸寄港再訪。前回は国道からの遠望で済ませたのですが,再訪を機に日和山に登ってみました。国道から港に入って突き当り付近の民家の間が灯台への入り口です(上左)。路地を右にカーブしてすぐに左に曲がると山道になります(上右)。穏やかな上り坂を進んでいくと(下左),間もなく灯台が見えてきます(下右)。

2018/10/29

10分足らずで到着(左)。【0955】諸寄港日和山灯台は廃止になっているので頭頂部の灯器は撤去されています(右上)。照射灯は2基併設されているので塔灯に2カ所の窓があります(右下)。港の外を向いている方が存続している方だと思い込んだのですが,正面に見えているのは廃止された【0956】諸寄港日和山船害杭照射灯で(下右),唯一存続している【0956.1】諸寄港石ノ前照射灯は下右の写真で左側にかすかに見えている方のようです。そちらの灯器部分を撮り忘れたのは痛恨のミスでした。

上は並んで掲げられた初点プレート。この中で最後に点灯した石ノ前照射灯しか存続していないのがちょっと悲しいです。照射灯の標柱を探したのですが,よくわかりませんでした。下左は船害杭照射灯の標柱だったと思うのですが,下右の【0957】諸寄港沖防波堤灯台の先の小島に立つ白い標識は石ノ前照射灯の標柱ではなく,もっと右側にもう一つ小さな岩礁があって石ノ前照射灯はそこを照らしているようです。

左は灯台のそばにあった「常燈」の石碑。「常燈」とは「常夜灯」の古い言い方で,文化文政期頃に建立された常夜灯の竿の部分だけが残されているということです。新温泉町のHPによれば,「建立年月日 江戸期(文化文政期頃)/碑文 碑面 常燈/碑陰 諸廻船 問屋中/建立者 諸寄村」と刻まれているとのことでした。右は港に下りて見上げたところです。

諸寄港の全景です。防波堤が2段になっていて,初回訪問時には手前の防波堤に(旧)【0957】諸寄港北防波堤灯台が立っていたのですが,沖の方に新しい【0957】諸寄港沖防波堤灯台が設置されて,元の灯台の位置には小さな標識が設置されています。右の方に小島が二つ見えていますが,沖の方は灯台から白い標識が見えた島で,灯台表の備考の記載(灯光は本灯の東北東方約350mの石ノ前を照らす)によれば,その右手前のより小さい島(岩礁)が【0956.1】諸寄港石ノ前照射灯のターゲットのようです。

【0957】諸寄港沖防波堤灯台。初回訪問時と見比べて,8年間の歳月の流れを思います。

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