クラン港Pelabuhan Klang

F1592North Port Ldg Lts Front No 20A/F1592.1North Port Ldg Lts Rear No 19A
F1594Tg Sarang Lang No 24/F1595North Port Tg Harapan
F1606No 25/F1608First Point No 28
Westport Terminal Vessel Traffic Service

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アイルランドに引き続き,マレーシア灯台ツアーに参加させていただきました。初めての東南アジアでしかも歴史的にも興味深いマラッカ海峡沿いの灯台を巡る旅で,ヨーロッパとは違う文化的社会的背景にある灯台たちに出会うことができ,また日本との関係も深いことから,マレーシア海事局の協力をいただいて,各灯台の内部も見学することができ,貴重な体験となりました。お力添えをいただいた各位に深く感謝申し上げます。

【クラン港】クラン港で海事局の方々と待ち合わせて,ワン・ファザム・バンク灯台(One Fathom Bank Lighthouse)へ渡る渡船に乗り込みます。目の前に止まっている灯浮標がたくさん載った台船(上)で行くのかと思ったら,灯浮標の間を抜けて反対側に止まっている小型のボートに乗り込みいよいよ出発です。ここから港の湾を出るまで右に左にいくつかの航路標識が見えたので,行きと帰りに見たものを順不同で以下に掲げます。

2019/06/21

【F1592】North Port Ldg Lts Front No20Aと【F1592.1】North Port Ldg Lts Rear 19A。北港導灯といた感じですが,それぞれに番号がついているのがユニークです。後灯の「19A」という文字は見えますが,前灯の「20A」という文字は見当たりませんでした。四角に立て黒線の頭標がついていますが,わが国で四角い頭標の付いた導灯といえば浦賀愛宕山導灯……って,ちょっと違うか。

【F1595】North Port Tg Harapan。TgというのはTanjung(岬)の略ですが,灯台なんだか灯標なんだか。日本でも一時期灯標が名前だけ灯台に変更されたという事例が立て続けにあったのでこれらを厳密に区別する必要はないのかもしれません。そういえばあの時変更になったのは,こんな形の3本脚に支えられたタイプのものが多かったような気がします(例えば【2496】御前岩灯台(←灯標))。

【F1594】Tg Sarang Lang No 24。これも灯標だか灯台だか。

港の奥にNo 25という標識が見えました(左)。赤い「25」と書かれた部分が頭標だとすれば,灯標ということになるのかもしれません。同じく「WESTPORT」と大きく書かれたビルがあって(右),事前の資料にはなかったのですが,World of Lighthousesというサイトに「Westport Terminal Vessel Traffic Service」としてこの建物の写真が載っていました。名前からして海上交通センターのようなものではないかと思います。

【F1608】First Point No 28(上左)の先にやぐら形の標識が見えます(上右)。近寄ってみると二つの標識が並んでいて,導灯っぽい佇まいですが,どう調べてもこれが何だか分かりませんでした。

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