A6448ミゼンヘッド灯台(信号所)

A6448 Mizen Head Lighthouse (Signal Station)

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2016/09/12

ミゼンヘッド(Mizen Head)には灯台があるとは思わず,信号所(Signal Station)を訪問し,ここからアイルランドで一番有名な【A5702】ファストネット(Fastnet)灯台を遠望するという計画でした。左はMizen Headの入り口にあるVisitor Centreで入口のそばに赤い灯浮標が展示されていました。建物の中にはファストネット灯台の模型や写真,その他いろんな資料が展示されています。ここで入場料を払ってSignal Stationまで30分ほど遊歩道を進みます。Mizen Headは実は岬の先端部分が裂けて千切れたような島(Cloghnane (Cloghan) Island)になっており,Mizen Bridgeという橋でつながっています(右)。元はファストネット灯台の灯台守たちの退息所および霧信号所として始まった施設で,岬の先端の白い建物群には当時の生活の様子や機材などが展示されています。

さて帰国後いろいろ調べていると,【A6448】Mizen Head Lighthouseについての記載がいくつか見つかりました。Commissioners of Irish LightsのHPでは,Mizen Head LighthouseのページにSignal Stationの遠望と,上に掲げたような白い建物の上の煙突のような黒いでっぱりの写真が載っているので,等明暗白光 明2秒暗2秒の灯台はこれに間違いないと思ったのですが,下左のアップを見ると,やはりこれは煙突かもしれません。ここからかすかにファストネット灯台が見えたのですが(下右),次に訪れたCrookhaven Lighthouseからのほうがよく見えたので,この灯台に関してはそちらに記載します。

Signal Stationの周辺にはいくつか小さな灯器が設置されています。左には赤柱に乗った3連の灯器とその横にグレーの灯柱が見え(左),右に伸びる階段は岬に突き出した展望台につながっていて,そこにも赤色の灯器が設置されていました。左の写真を拡大してみると(右)灰柱にはいかにも灯台らしいLEDの灯器がのっていて,陸側には半円形の遮光板のようなものが設置されているので,もしかしたらこれが,明弧313°-133°のMizen Head Lighthouseかもしれません。上記Commissioners of Irish Lightsのサイトでは灯台の高さは記載されていないのですが,英語版wikipediaのList of lighthouses in Irelandの頁には,塔の高さが4mと記載されています。これを信じれば赤柱のものはみな高さが足りず,上掲の黒い煙突様のものもここに掲げた灰色の灯柱もそれ自体では4mもあるとは思えませんが,下の建物,ないし土台のコンクリート部分を含めれば4mと言えなくもないので,このどちらかだろうと思います。

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