養翠園の高灯籠

(旧養翠園の高灯籠(和歌山城))

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2017/03/26

2017/03/26

養翠園庭園は紀州徳川家第十代藩主徳川治寶により造営された大名庭園です(上)。雑賀埼にほど近く水軒川が庭園を取り囲むように流れていて和歌山港にそそぐ河口に位置するので,庭園の片隅に常夜灯があります。庭園からは立ち入り禁止の柵の先で外の道路からは柵越しに見ることができます(下左)。無理かなと思いながら養翠園の管理人にお伺いしたら,常夜燈を見学するなら立入禁止の柵を越えてもいいといっていただけたので,近くで見ることができました(下右)。ここに本来一対として立っていた常夜灯の一つは和歌山城に移設されているので,和歌山城を目指しました。竿に「文政八乙酉歳十二月吉辰」と刻まれています(下に掲げた和歌山城の解説版による)。

2017/03/26

和歌山城の西の丸,お橋廊下(上左の左の方に写っています。マディソン郡の橋みたいなものです)の脇に養翠園常夜灯の片割れが移設されています。こちらは芝生養生のため近づくことができず公園内の通路からの撮影です(下右)が養翠園に残されているものとそっくりの形をしていることが分かります。その横に立っている解説版(下右の画像をクリックすると別窓で拡大表示するので,読みにくいけれど読んでみてください)によれば養翠園から移設後一時放置されていたものを改めてここに移設再建したとか。できれば本来の位置に再度移設して一対とし,もう少し詳しい解説版を設置してほしいところです。

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