6347野母北浦灯台/6349野母港灯台/6350野母港口ノ平灯台

6348野母北浦北方照射灯

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【6350】野母港口ノ平灯台(左側赤灯台)は野母港を西側に回り込んで港沿いの道を突き当たったところにあります。野母港の一番奥の両方から海が迫るあたり(権現山展望公園の道標がある)の狭い路地を右に入り「養護老人ホームあいぎ荘」の横を抜けていくはずですが,この道が分からずうろうろしてしまいました。灯台付近は小さな鉄工所が並んでいて駐車スペースもないので,少し離れた鉄工所の方にお願いして作業場の隅に車をおかせてもらいましたが,工場の休みになる日を狙って訪問したほうがいいかもしれません。対岸に見えている【6349】野母港灯台(右側白灯台)はすぐ近くに見えていますが,野母港が右側に大きく入り込んでいるので,ぐるっと回っていくにはずいぶん距離があります。

堤防の内側に立つ【6350】野母港口ノ平灯台。灯台の横をすり抜けて港口の方に通り抜けることができます。

上は【6350】野母港口ノ平灯台を通り抜けてから振り返って【6349】野母港灯台とのツーショットを狙ったものです。半分口ノ平灯台を隠している建物も鉄工所です。下は対岸の【6349】野母港灯台のアップで,電線がつながっており,灯器はLED化されていないように見えます。
【追記】2020年2月28日付けの追加表で光達距離と高さが変更になったので,灯器が変更されたと思われます。

もう少し両灯台が形よく並んでいるところと思って先に進んだのが上の写真です。海側に道が伸びているので(下左)これが【6347】野母北浦灯台への道かと思って進んでみたのですが,藪に入って行きどまってしまいました。沖合に軍艦島(【6345】肥前端島灯台)が見えており(下)灯台の姿もはっきりと認めることができます。

2016/03/16

2016/03/16

灯台のところまで引き返し,釣り人に教えてもらった【6347】野母北浦灯台の入り口が上左の「タイヘイ(株)」と書かれた工場の横の細道です。「北浦灯台まで一日がかりだよ,危ないからやめておいた方がいいよ」といわれましたが,ありがたくお礼を言ってこの小道へ。口ノ平灯台の横の工場の裏側に回り込みゴミ捨て場のようなところを通り抜け(上右),竹藪の中のけっこう急な坂道(下左,この水路は崩れていて渡るのに難儀しました)を上ると尾根道に出ます(下右)。写真では穏やかな尾根道ですが,実際は右側が海まで落ち込む崖で足を滑らせないよう気を遣いました。

2016/03/16

2016/03/16

途中「海保灯台線」とかかれた電信柱が目印になります(右)。これは4号柱ですが3号〜5号の3本あるのは確認しました。3号と4号の間あたりからも軍艦島(【6345】肥前端島灯台)がよく見えるところがあります。藪のトンネルの先に灯台の基部が見えてきて(下右),入口から15分あまりで【6347】野母北浦灯台に到着。釣り人のおじさん,一日がかりは言い過ぎです。

2016/03/16

ただし例によって撮影スペースはほとんどありません。灯器もやっと見える程度(右上),併設されている【6348】野母北浦北方照射灯も見出しに掲げたにもかかわらず,その灯器は確認できませんでした。ただし,海側は少し開けていて軍艦島(【6345】肥前端島灯台)がよく見えています。

2016/03/16

灯器は確認できませんでしたが【6347】野母北浦灯台とならんで【6348】野母北浦北方照射灯の初点プレートがしっかり掲げられていました(上)。それぞれに揮毫者の名前が刻まれていますが,ほとんど読み取ることができません。わずかにわかったのは両方とも何とか所長のだれそれということで,地元の小学生とかではないのが残念です。下は初点プレートの上の庇に伸びていた「鍾乳石」。よく鍾乳洞の説明に「鍾乳石は1cm伸びるのに何千年」とか書かれていますが,そんなことはありません。コンクリートの石灰分は雨水に溶けて数十年もあれば,これくらいの鍾乳石になるので,都市部でもちょっと古い(しかしあまり手入れされていない)建物でよく見かけます。プレートによれば改修が平成9年だから訪問時までは20年足らず。これくらい「鍾乳石」が伸びても不思議はないかも。しかし,それから一度も塗りなおしてないんでしょうか。変なことが気になった私でした。

2016/03/16

夕焼けの野母港に戻ってきました(うそ,実は港の近くの立ち寄り温泉(「コレガ軍艦島」,浴槽から軍艦島が見えます)に寄っていたので遅くなってしまったのです)。【6350】野母港口ノ平灯台(下左)と【6349】野母港灯台(下右)をアップにしました。野母港灯台は後で寄ろうと思っていたのですが,遅くなってしまったので割愛,もう少し待てば灯台に灯が入るはずですが,宿泊予定の場所が少し離れているのでやむを得ず野母港を離れました。それにしても充実した灯台巡りの一日でした。

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