4979関埼灯台
4977豊後平瀬灯標/4976権現碆灯標

 

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【4979】関埼灯台再訪。今回が前回スルーしてしまった関崎海星館を訪れるのが主目的なのですが,やはりまずは灯台へ。前回はサクラが満開でしたが,今回は葉桜です。灯台の正面には関崎灯台と水ノ子島灯台の「灯台カード」の情報が貼られていました(上右,灯台カードについてはこちら)。水ノ子島灯台の灯台カード案内は【5703】鶴御埼灯台にあったものと同じです。塀の外を回って灯器と風見を眺めながら岬の先端部分に進んでいくと,「関崎地蔵(波除地蔵)」がおられて展望台のようになっており,「速吸の瀬戸」が見渡せるようになっています。

「速吸の瀬戸」というのは四国の佐田岬とこの関崎を隔てる海峡のことで,ここに掲げたのは海星館のすぐ下のアジサイ畑からの展望です。佐田岬の手前に見える【4976】権現碆灯標は2014年に新設されたもので,前回訪問時にはありませんでした。

【4977】豊後平瀬灯標のアップ(上左),【4976】権現碆灯標と【4967】佐田岬灯台のツーショット(上右),およびそれぞれのアップ(下段)です。豊後平瀬灯標のみ上に掲げたのと同じ海星館の下のアジサイ畑から,他は「関崎地蔵」からの撮影です。いずれも無理やりのアップですが,前回訪問時よりカメラが新しくなっているので少しはましかと。

2018/04/22

関崎灯台を訪問する際の駐車場という認識しかなかった関崎海星館(上左)という施設は,もともと市の天文施設だったものが今は民間に委託されて観光と天文の普及活動に使われているようです。この施設の1階にかつて関埼灯台で使われていた4等フレネルレンズが展示されています(上右)。説明文(下左)によれば明治34年から2009年まで使用されていたイギリス製のレンズで,そばに自動電球交換装置に装着された光源の電球も展示されています。1階の展示はこのレンズを除けばすべて宇宙に関するものばかりで(下右),2階は有料の天文観測施設で,昼は太陽や惑星など,週末の夜は星空観測を行っています。こういう施設を維持運営してゆくのは大変だろうと思うので,私たちも2階で太陽の黒点などを見せて持ったほか,普段はめったに買わないお土産用に天文グッズなどを購入しました(灯台グッズはありませんでした)。灯台ファンも駐車場を利用させてもらう代わりに少しでもこの施設を利用してもらいたいと思った次第です。

以下は初回訪問時の記事です。

2012/03/24

2012/04/05

関埼の先端にある海星館という施設の駐車場に車をとめさせていただき,案内にしたがって海星館の建物の横から【4979】関埼灯台を目指して坂を下りていきます。右側の少し大きい島は高島で,反対側に【4978】海獺碆灯台があるはずなのですが,こちらからは見えません。上の写真では写っていませんが,灯台の正面には四国の佐田岬が見えました(下の写真で中央にある小さな点のような島の沖合いにぼんやりと写っています)。下の写真の左のほうに【4977】豊後平瀬灯標が見えています。

2012/03/24

2012/03/24

海星館からかなり下りの山道ですが,きれいに整備されています。正面には面白い鉄の門扉がありました。階段の横に周知板があります(画像クリックで別窓拡大表示)。

2012/03/24

灯台に近づいてみると,どちらから見ても堂々たる大灯台です。

2012/04/05


灯台の縁から【4977】豊後平瀬灯標がよく見えました(左)。正面に四国の佐田岬が見えているので,何とか佐田岬灯台が写らないかと望遠で狙ってみましたが,これでは写っているとはいえません(右,中央付近の白い棒状のもの)。

2012/03/24

いかにも明治期らしい右から左へ書かれた初点プレート。

2012/04/05

2012/04/05

2012/04/05


灯台の前の桜が今にも咲きそうだったので,桜と灯台の写真を撮りたくて10日あまりたってから再訪しました。絶好の開花具合だったのに,なんと朝一で灯台についてみると,逆光になって桜の花も灯台も黒くなってしまいました。前の日の夕方に訪れればもう少しきれいな写真が撮れたのに,詰めの甘さがまた露呈してしまいました。

2012/04/05

2012/04/05

車をとめさせていただいた海星館には感謝です。ただ営業時間外は駐車場の前が閉鎖されますので,朝早く訪れるときや点灯を狙って夕方に訪問するときには,気をつけないといけません。再訪時は朝早かったので,まだ綱が張られていました。やむを得ずこのロープの少し手前に車をとめて歩きましたが,閉鎖されるのは駐車場のすぐ近くなので,特に問題はありません。

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