4967佐田岬灯台

4968佐田岬黄金碆照射灯

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2013/04/18

2013/04/18

左は灯台の手前の椿山展望台から見た【4967】佐田岬灯台。【4968】佐田岬黄金碆照射灯と基部で繋がっている四国でよく見られる形式のものです。灯台の手前には旧官舎跡と思われる広い空き地があって,階段の手前の物置のような建物の横に周知板もありました(右の画像をクリックすると周知板を別窓で拡大表示します)。

大正7年の建造ということなので,明治期の灯台とは雰囲気が違いますが,塔頂部にしても初点プレートの回りにしても,近年のものとは一味も二味も違う風格があります。また近くによって見ると,思いのほかの大きさに圧倒されました。

上左は【4968】佐田岬黄金碆照射灯の灯器部分,上右は照射灯の照らす黄金碆の標柱です。横に「四国際西端」の碑と展望台がありました。昨年【4979】関埼灯台からみたとき,かろうじて佐田岬灯台らしきものが見えたので,こちらからも佐賀関方面が見えてもいいはずですが,この日はあいにくの曇り空でした。

2013/04/18

日本一長いという佐田岬半島の先端の駐車場から灯台がかろうじて見えました。それにしてもここまでの道,細すぎ。

2013/04/18

2013/04/18

2013/04/18

さて,駐車場からは案内に従って舗装された遊歩道を辿り(上左)キャンプ場?のあたりでいったん海面付近まで降りてから(上右),もう一度山道を登っていきます。椿山を迂回して灯台に向かうこともできますが,展望台があるのでいかないわけにはいきません(下左)。展望台を越えたらまた下って,灯台前の広場を抜けて階段を登れば灯台に到着です(下右)。駐車場から30分ほどの道のりです。
よく整備された遊歩道は観光地のようですが,佐田岬半島は本当に細長いし,駐車場までの道は観光バスどころか普通車でもためらうような道が続きます。せっかく四国のみならず日本でも屈指の灯台なのに,これでは観光客もめったに訪れないでしょう。遊歩道の途中にあったキャンプ場のような施設にしても,車を降りて荷物を持ってここまでやってくるのは大変でしょう。以上観光という観点から見るとかなりビミョーな佐田岬ですが,灯台巡りの身には,邪魔な観光客も少なく駐車場や遊歩道が整備されていて,灯台自体すばらしい,高ランクの灯台です。

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