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4610.5来島洲ノ埼灯台/4611ナガセ鼻灯台/4606.3中渡島灯台

 

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馬島は四国本島と大島の間にあって,西瀬戸自動車道(しまなみ海道)は素通りですが,自動車道に併設されている自転車歩行者道からはエレベーターで(自転車ごと)降りることができます。今治の波止浜港からも連絡船がありますが,時間の自由がきかないので,今回は自転車道の四国側の出発点である(今治サイクリングターミナル)サンライズ糸山からわずか1.6kmだけ自転車道を通って馬島に渡り,エレベーターを降りたところから島内の灯台を巡りました。周囲4kmほどの小さな島ですが,四つの灯台が東西南北に設置されていて,これらを順繰りに廻ったので,一つのページにまとめようかと思いましたが,冗長になるので,【4609】ウズ鼻灯台【4610】小浦埼灯台,【4610.5】来島洲ノ埼灯台/【4611】ナガセ鼻灯台(このページ)の3頁に分けました。なお今治〜馬島の途中で自転車道から見た小島周辺の【4612】小島東灯標,【4613】来島中磯灯標,【8004】津島潮流信号所をまとめて一つの頁にしました。

2017/04/19

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2017/04/19

自転車道のエレベーターを降りて階段を降りると広い舗装道路がT字路になっていて,ここを右に折れて進んでいくと【4610.5】来島洲ノ埼灯台の姿を確認できます(上左)。ここで灯台の方に進まず途中で右折し(上右)果樹の間を進んでいくと来島海峡第三大橋の橋脚が見えてきます。この階段を上ると【4611】ナガセ鼻灯台への道が続いているのですが,ここはまず【4610.5】来島洲ノ埼灯台へ行くために階段の手前のちょっとした空地へ左折します(下左)。車1台分くらいのスペースの空き地の左奥に踏み分け道があり(上左)ここが来島洲ノ埼灯台の入り口です。

2017/04/19

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九十九折れの踏み分け道を上へ上へと昇っていくとすぐに気持ちのいい尾根道に出て(上右),ここからは展望もよく歩きやすい道になります。送電線の鉄塔を越え(下左),【4610.5】来島洲ノ埼灯台に到着(下右)。橋脚の階段下の空き地から6〜7分の行程です。

2017/04/19

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2017/04/19

馬島にあるのに馬島と名付けてもらえず隣の島の名を冠されたかわいそうな灯台ですが,注目は右下の初点プレート,なんと初点は平成23年。多分防波堤灯台や仮設灯台を除いて日本で一番新しい灯台ではないかと思います。そしてこの文字,習字の手本のように端正な墨蹟ですが,揮毫者として右下に小学校5年の児童の名前が記されています。一つはとても小学生とは思えない筆跡であること,もう一つはいつもこのような揮毫者の名前を見てこれを書いた人は今やお父さんやお母さんになっている,もしかしたらお孫さんさえいるかもしれないと時の流れに思いをいたすのですが,これが書かれたのは(私たちの訪問時で)6年前ですからまだ高校生ぐらいなんだろうということに感じ入った次第です。

2017/04/19

2017/04/19

展望が素晴らしく【4610】小浦埼灯台越しに四国本島方面が展望できました。対岸には【4608】来島海士瀬灯標の姿も確認できます(左)。小島もよく見え【4612】小島東灯標と【4613】来島中磯灯標の姿も確認できます。

2017/04/19

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さて【4610.5】来島洲ノ埼灯台を後にして橋脚の階段まで戻りそこを登って橋脚を回り込むと(上左)【4611】ナガセ鼻灯台の入り口になる階段がありました(上右)。これを登り切って痩せ尾根を進むと(下左)崖のような急な下り坂の下に【4611】ナガセ鼻灯台が見えて来ました。左上に見えているのは【4606.3】中渡島灯台です。

2017/04/19

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灯台が見えたからと言ってこれで到着というわけではありません。ざらざらと滑る急な下り坂をところどころロープを伝いながら(上左)下っていくと最後のところでコンクリートの階段に出ます(上右)。その先には鉄パイプと鉄板で仮設された橋があり,ロープでぐるぐる巻きにされています。多分「立入禁止」とでも書かれていたのでしょうが何かの表示板が吹き飛ばされた跡があり(下左),ちょっと失礼して【4611】ナガセ鼻灯台に到着。橋脚下から10分ほどの行程ですが,下り坂はかなり怖い思いをしました。引き返すのも難儀です。

2017/04/19

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【4611】ナガセ鼻灯台の背後には【4606.3】中渡島灯台が見えています(上)。灯台自体も2階建ての変わった形をしていますが,灯器も2階建てになっていて,この灯台の重要性を感じます(下左)。初点プレートは扉の横に縦書きで白い大理石。縦書きのプレートは他ではあまり見ませんが,瀬戸内海には多いようです。

2017/04/19

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中渡島と【4606.3】中渡島灯台のアップです。中渡島灯台は1900(明治33)年4月に石造灯台として竣功・初点,1909年潮流信号所となり灯台としては業務を廃止,以来腕木式潮流信号機を備える最後の潮流信号所として運用(電気式,灯台式を併用)されていましたが,来島海峡の航路整備により潮流信号所が廃止され2012(平成24)年に実に103年ぶりに中渡島灯台として復活しました。WEB上の写真を見ると灯台本体の背後に付属舎や電光式の潮流信号所などの建物が写っていますが,現在では灯台以外の設備はすべて撤去されているようです。灯台自体はCランクの保存灯台になっていますが,付属舎も同時期の建設だと思うのでどこかに移設保存されているのでしょうか。

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