4445阿伏兎灯台/4446箱崎港箱崎一文字防波堤南灯台

 

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岬の先端の阿伏兎観音を目指していくと旅館を通り越した行き止まりにトイレも整備された立派な駐車場がありました(左)。ここから海沿いに歩いていくと対岸の【4446】箱崎港箱崎一文字防波堤南灯台が目の前に見えました(右)。この先の磐台寺というお寺に阿伏兎観音がおられてぎりぎり参拝に間に合う時間だったのですが,灯台のことを尋ねたらあまりにぶっきらぼうな返事でお参りする気を失い,灯台への入り口がありそうなところを探してきた道を引き返しました。

2017/04/20

2017/04/20

2017/04/20

2017/04/20

行きがけに通り過ぎた旅館をもう一度通り過ぎたところの山側に広い駐車場があって,その奥に「阿伏兎山森林自然公園案内図」があるので(上左の画像クリックで別窓拡大表示)確かめてみると現在位置から灯台までしっかりと道が書かれています。駐車場も現在地のほかいくつかあるのでこの案内図があればお寺で嫌な思いはしないで済んだのでした。さて,日も傾いてきたので駐車場の右側の入り口(上右)から階段やら登り坂やらを急ぎます(下左)。岬の先端を回り込んだところで灯台への入り口を発見(下右)。駐車場から10分ちょっとで【4445】阿伏兎灯台に到着し,何とか明るいうちに撮影をすることができました。

2017/04/20

灯台の前には燈光会の周知板もありました(上左の画像クリックで別窓拡大表示)。上右は灯器のアップ,下右は瀬戸内海に多い縦書きの初点プレートです。灯台の横から海の方を眺めると,目の下に【4446】箱崎港箱崎一文字防波堤南灯台が見えました。

【4445】阿伏兎灯台からみた【4446】箱崎港箱崎一文字防波堤南灯台。箱崎港は対岸の島なので連絡船で渡らないといけないのかと思っていましたが,帰宅後調べてみたら,内海大橋という橋でつながっていて,車でも行けることが分かりました。この港の防波堤灯台は,しっかり見ることができたのでいいのですが,この田島とさらに橋で繋がっている横島との間にある【4451】横田港一文字防波堤西灯台を飛ばしてしまいました。瀬戸内海は地図が錯綜して頭がくらくらしてしまいます。

地図が錯綜するといえば行政区分としては愛媛県の【4462】百貫島灯台をかすかに認めることができました。灯台の形などはわかりませんが,夕暮れなので点灯しているのが分かります(上)。こんな春霞の夕暮れでなく天気の良い昼間に見れば,もう少し見えると思われます。ただし午後になると逆光になるかも。地図で見ると阿伏兎の岬からは田島の陰になるので見えないはずですが,灯台が高いところにあるので,田島越しに見えていたのでした(下)。地図を平面だけで考えていると物事を誤るという教訓で,ということは田島に渡ればもう少し近くに見ることができるかもしれません。
【追記】【4462】百貫島灯台はとても訪問は無理だと思っていたのですが,尾道海上保安部による明治期灯台5基を巡る行事に参加させていただく機会を得,上陸して間近にこの灯台を見ることができました。

2017/04/20

2017/04/20

県道47号線を戻っていく時に振り返ってみると【4445】阿伏兎灯台が頭をのぞかせていました。しばらく見ていましたが,こちらはまだ点灯しそうもありませんでした。

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