4462百貫島灯台

 

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尾道海上保安部による明治期灯台5基を巡る「明治期灯台の五重奏」という行事に,灯台ファンとして参加させていただく機会を得ました。点検業務に同行させていただく形で,報道陣も多数参加し灯台をもっとよく知ってもらおうという催しです。まずは尾道海上保安部から海路で【4462】百貫島灯台を目指します。途中船上から【4461】牛ノ浦灯台【4461.5】尾道糸崎港吉和西防波堤灯台【4468】4468大浜埼灯台を眺めつつ因島大橋をくぐって百貫島へ。

おむすびのような島影がだんだん大きくなるにしたがって,てっぺんの灯台の姿もはっきりと見えてきました。防波堤からはすぐに山道で,かなり急な勾配を直登なのできついことはきついけれど,道自体は歩きやすい山道でした。今回の企画のために事前に整備していただいているのでしょう。なおこの島全体が海保の所有地なので,本来立ち入るには事前の許可が必要で無断で上陸はできません。

2017/10/09

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石造の灯台は見るからに重量感があります。内部は板張りが多用されていました。

2017/10/09

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灯室に入れていただいて光器を間近に見せていただきました。上左が光源になる電球,上右はレンズ部分を開いたところ,下左は灯器下の回転構造の部分,そして下右はレンズを閉じて点灯したところ。

2017/10/09

灯塔の横には付属舎があって,その屋上にソーラーパネルが並んでいます。下左はその内部で,蓄電池が並んでいるほか,さまざまな機器類が設置されています。海保の方に点検の実際を見せていただきました(ちょっぴり体験もさせていただきました)。中央右側の細長い窓の下に置かれているのが日光弁(昼夜検出センサー,本来はガスなどを光源としていた時代の物理的な弁の呼び名ですが,現場では今でも光度センサーをこう呼び習わしているそうです)。下右は付属舎の屋上から塔灯を見たところです。

なごりを惜しみつつ百貫島を後にして(上左)2番目の明治期灯台【4471】長太夫礁灯標へ向かいます。途中,【4466】森ノ瀬ノ州南東方灯浮標(上右,両頂点下向き上部黄下部黒),【4465】森ノ瀬ノ州北東方灯浮標(下左,両頂点上向き上部黒下部黄),【4467】立花ノ州西方灯浮標(下右,頂点対向黄地に黒帯)の3灯浮標を見ることができました。海保の灯台巡回船は思いの外高速で揺れも結構あるので私の腕では遠い灯浮標を望遠で撮るとボケボケになってしまいました。

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