4067男木島灯台/4069男木港一文字防波堤灯台

4004備讃瀬戸東航路中央第4号灯浮標

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普段は灯台のメインの写真から始めるのですが,【4067】男木島灯台はその道すがらがとても楽しかったので,港に着いたところから並べてみます。もちろん,有名な灯台ですから,道に迷う心配もなく,灯台までの道なんて,載せる必要もないようなものですが。

2017/04/13

2017/04/13

【4067】男木島灯台は50選灯台でもあり,明治期建造のAランク保存灯台です。胸躍らせて,港に到着(上左),フェリーの待合所はこじゃれた建物で,よくみたらゲージュツでした(上右)。港の集落を抜けて(下左),急坂を登りきると穏やかな道になり,とっても素敵な道標が迎えてくれました(下右)。

2017/04/13

2017/04/13

上の2枚が特に秀逸です。下左の道標を過ぎたところで「タンク岩・ジイの穴」の分岐がありました(下右)。それらを経由しても灯台には行きつくのですが,下左の「行くは660歩,戻るは1715歩」という文言は「灯台に行ってからタンク岩を回って帰ってきなさい」という意味なのでしょう。

ちょっとした峠で初めて灯台が姿を見せてくれました(左)。港からのんびり歩いて30分弱で到着です(右)。

2017/04/13

憧れの【4067】男木島灯台。石造でわが国では2基だけの無塗装の本体はその付属舎も含めて独特の表情で,写真で見る外国の灯台のようです。正面の横にはいつものではなく海保の案内板がありました(上左の画像クリックで別窓拡大表示)。上右はちょっと横から。入口の扉が木造というのも他に類を見ないものです(下左)。その上に初点プレートがありますが,これは錆でほとんど読めなくなっています(下右)。写真を拡大して辿ってみると,灯台名は入っておらず,初点の日付(「明治二十八年/十二月十日/初點」)だけでした。もちろん右から書かれています。

上はタンク岩の方へ上る遊歩道の上り口のところから見下ろしたところです。敷地内に二つの建物が建っていて,灯台の右手前にある建物は「男木島灯台資料館」というきれいなプレート?がありました(下左)が,施錠されていました。何のインフォメーションもありませんでしたが,特定の日には開館しているのかな? 下右は正門入口のところにある旧官舎? こちらも中を見ることはできませんでした。

灯台の海側は石組のフェンスがめぐらされていますが,その外側は砂浜で,回り込んで海辺に下りると,灯器が見えました。フードのようなものがつけられています(下左)。風見は錆びて半分崩れ落ちているようです。機能的なことはともかく,Aランク灯台としてはこれは補修してもらいたいところです。下右は沖合に見えた【4004】備讃瀬戸東航路中央第4号灯浮標。赤白縦じまの安全水域標識です。

2017/04/13

2017/04/13

2017/04/13

港に戻ってきてフェリーの出航まで【4069】男木港一文字防波堤灯台の撮影タイムです。上は男木港の全景で,その名に反して防波堤は陸地とつながっているので防波堤灯台の根元まで到達できそうに思ったのですが,実際に近づいてみると防波堤の途中に壁がありました(下右)。何とかすれば乗り越えられるかもしれませんが無理はせずにここで断念。

2017/04/13

上左は壁の上から防波堤灯台を覗いたところ,灯器のアップもこの壁のところからです(上右)。初点プレートが撮れなかったのでフェリーで出港するときになんとか撮りました(下左)。フェリーは防波堤のすぐそばを通り抜けるので何枚も撮りなおす余裕もなく,あっという間に通り過ぎてしまいました(下右)。

男木島にもう一つ【4069.3】男木漁港1号防波堤灯台があって,この港はフェリーの発着港とは反対側にありますが,船の上から見えるはずなのでそれで済ませるつもりでいました。ところが久々の大物灯台に興奮していたせいで(あるいは歳のせいかも),行きも帰りもすっかり失念していて,気がついたのは次の女木島に着いてから。取り返しのつかない痛恨のミスでした。

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