2014/06/20

2014/06/20

【金山町】左は,金山町の古い町並み,右は町の中心部をめぐる農業用水路「大堰」と春から秋にかけて250匹が放流される鯉の情景です。山形県のさいはての町だと思っていたら,かつて金山で栄えたとかで,古い町並みが残っていたり,マディソン郡の橋みたいなきごころ橋がさりげなく佇んでいたりして,自然と人々の暮らしが穏やかに溶け合った,大変素敵な町でした。さいはてとか言ってごめんなさい。

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2014/06/18

【最上町】左は最上町の標準蓋。といっても町役場のある向町周辺にしか,普及していないようです。絵柄は町章を中央に町の木:ウメと町の花:リンドウが配され,清流に川魚が躍っています。目玉がグリグリしていますが,下流の舟形町が若アユの里なので,アユかもしれません。右は下立小路地区農集排の蓋で,こちらはさっぱりと町の木:ウメと町の花:リンドウが描かれています。立小路駅(JR奥の細道湯けむりライン!)の近くで採集したのですが,なぜ「下」立小路地区なのか不思議です。

【最上町】町章の入った空気弁と仕切弁です。

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2014/06/17

2014/06/17

【舟形町】当地で出土し,2012年に国宝に指定された「縄文の女神」。今回の山形旅行の目的の一つがこの蓋を採集することだったのですが,なんということだ,へらへら笑っている口と目がついているじゃないか! この土偶の最大の特徴は均整の取れた全体像もさることながら,きっぱりと顔の描写を省いているところなのに。下はガラス越しなので少し背景が映りこんでいますが,山形県立博物館に常設展示されている実物です(ときどき舟形町に里帰りするそうです)。2009〜10年に東京国立博物館で開催された「国宝土偶展」ではじめてこの土偶を見たときの衝撃は忘れられません。土偶展当時,まだ国宝ではなく重文だったこの土偶の完成度の高さは,すでに国宝指定されていた他の3体など足元にも及ばず,これに比肩しうるのは同じく重文の「遮光器土偶」ぐらいではないかと思われ,国宝指定の基準に大いに疑問を覚えたものでした。こんな顔がついているのは「縄文の女神」じゃない,町のゆるキャラ「めがみちゃん」だ! なにが「若あゆと古代ロマンの里」だ! 当時は「立像土偶」と呼ばれていたこの土偶を,国宝に指定されたときに「縄文のビーナス」と名付けようとして世間の冷笑を浴びたことも忘れて,町中「縄文の女神」で浮かれているように見え……調べてみたら,ちゃんとオリジナルを描いた別の蓋もあるそうです。でも以下に並べたように,この山奥の町に,デザイン蓋が他に3種もあり,縄文の女神2パターンを加えて合計5種ものデザイン蓋があるとは誰も思わないでしょう。正しい「女神」の蓋を探して,いつの日かもう一度……

2014/06/17

こちらが舟形町の標準的なデザイン蓋のようです。「清流小国川と若鮎の里」のキャッチフレーズのとおり,目玉をグリグリさせた町の魚:アユが描かれています。右は小型蓋。

2014/06/17

2014/06/17

2014/06/17

上左は町のシンボルを山盛りにしたデザイン蓋。中央に町の鳥:キジバト,その背景に町の木:エンジュと町の花:こぶし,そして周囲を町の魚:アユが取り囲んでいます。上右は輓馬競技の超マッチョな馬が描かれ,周囲には蹄鉄がちりばめられています。2010年ごろまで「東北輓馬競技舟形大会」が当町で開催されていたようですが,観光協会や町のHPではかつてはどうだったか,今はどうなっているのか,ほとんど触れられていないので,この蓋の情報を得ようとして戸惑ってしまいました。いまでは輓馬のことは忘れはて,「女神」一色の舟形町です。
下はひっそりと若アユが描かれた品のいい仕切弁のハンドホールです。上で散々舟形町の悪口を書いたけれど,最後に立ち寄った「舟形若あゆ温泉」はリーゾナブルな値段なのにロケーションもすばらしくお湯も豊かで,大変気分がよくなりました。駐車場の一角にどでかい若アユが立っているのだけれども,その横には「縄文の女神」さまもおられました。願わくば,これらの模造展示像に目鼻などつけませんように。

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【真室川町】〽私ゃ真室川の梅の花,貴方マタこの町の鶯よ……と真室川音頭に歌われたウメとウグイスの図柄です。バックは加無山(地元では通称,甑岳)でしょうか。神室連峰という説もありますが……

2014/06/20

2014/06/20

真室川町駅前にあった防火貯水槽の蓋。町章が入っていませんが,そばに「平成21年度電源立地地域対策交付金事業/真室川駅前地区耐震防火貯水槽」と書かれたプレート(右に拡大)が埋め込まれていました。

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2014/06/20

2014/06/20

【大蔵村】村の鳥:ヤマドリが大きく中央に描かれ,その足もとに村の花:リンドウが慎ましやかに咲いています(左)。右の仕切弁ハンドホールも村の花:リンドウ。

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2014/06/18

2014/06/18

【鮭川村】左は中央に村章,真ん中のわっかには町の木:モミジと「鮭とひめゆりの里/さけがわ」のキャッチフレーズ,外側の帯には村の花:ミチノクヒメユリ。村章も近代的できれいにまとまった蓋です。
右は村のマスコット「さけまるくん」(親鮭に乗ったサケの卵)の絵柄です。このさけまるくん村のHPにも県のHPにも記載がありません。鮭川村エコパークというキャンプ場に付属する産直さけまるくんという施設があるのだけれど,そこにもそれらしい姿は見つかりませんでした。わずかにActizというサイトの地域プロフィールというページに,村役場提供の画像が乗っているばかりです。外側を取り巻くミチノクヒメユリは左のものよりずっとユリっぽく描かれています。

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2014/06/18

2014/06/18

【戸沢村】最上郡の最後はこまったチャンの戸沢村です。最上川舟下りの船の上で躍っているのは船頭君(と山形県のHPには紹介されていたけれど,今では県のHPからは消えてしまいました)。戸沢村観光物産協会のHPによればせんどう君。どっちでもいいけどね。菅笠に書かれているひらがなの「と」をデザインしたものが村章です。上右は小型蓋。下は船に「最上川」と書かれた帆が張られています。

せんどう君が柄にもなく村の花:ヒメサユリの花畑で花束を抱いています。小型はちょっとデザインが変ってせんどう君の全身が見えています。こういうのをかわいいと思うか,気色が悪いととるかは人さまざまなのですが……。

赤いのも青いのも同じ「水」の仕切弁。上部右側の丸の中にあるのが村章です。

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