7050知名埼灯台

 

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沖縄独特の赤い瓦屋根とシーサーがかわいい【7050】知名埼灯台。右上にアップにしたシーサーは扉の横の説明版(右下)によれば第11管区海上保安本部長が名人の協力を得て作成したものだそうで,たいそう素晴らしいものに仕上がっています。デザイン灯台というものは得てして稚拙だったり奇を衒いすぎていやらしくなりがちですが,この赤い瓦の屋根とシーサーは地元らしさをアピールしつつ品格を保っていて大変好感の持てるものです。ただしその説明板も赤い陶器で焼いたのはちょっとやりすぎで,半分が掛けてしまって,あとから補修してありますが,ちょっと読みにくくなってしまいました。

灯台を正面から見たところ(右)です。左上の灯器のアップは海側から見たところで,灯器が中央でも海側でもない不思議な位置に寄せて設置されているのが分かります。手すりの付いた部分も単なる円形ではなくて海側は丸いものの反対側は四角っぽく膨らんでいて,なかなかしゃれたデザインです。初点プレートには揮毫者の名前が大きく入っていますが,地元の名士でしょうか。

2016/12/16

2016/12/16

2016/12/16

知名埼灯台へは国道331号線で海野漁港(金中城港海野地区)を東へ通り過ぎたあたりで左に折れ少し進んだところの墓地のよこが入り口になります(上左)。墓地のまえに空き地があるのでそこに車をとめさせてもらい,沖縄式の大きなお墓の間を登っていき(上右,下左),墓地を通り抜けていったん舗装が途切れ山道になるのでずんずん登っていくと再び舗装された道になります(下右)。

坂を上り切って少し下ると青い海をバックにした【7050】知名埼灯台。ロケーションといい,デザインといい,アプローチの加減といい,沖縄で屈指の灯台だと思います。なお帰宅後調べていたら,海側からアプローチするルートもあるようで,そちらには「テダ御川(テダウッカー)」なる名所もあるようです。確かに灯台から海に下りる道が続いていたのですが,いつものように釣り人が磯に下りる道かと思っていました。

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