6969.7与論港供利指向灯

 

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2019/12/09

【6969.7】与論港供利(ともり)指向灯は与論空港と与論港入口の中間,県道631号沿いに立っているので見落とすことはないでしょう。

灯器部分をアップにしてみると縦に並んだ二つのレンズが見えます(上段)が,どういうふうに指向灯が光るのか長年不審に思っていたので,暗くなってから見物に出かけてみました(下左)。灯器の部分をアップにしてみると明らかに不動白赤緑光が窓ガラスの汚れに写っていてそれが逆に反射して灯器を明るく照らしているのが見てとれました(下右)。灯器は上の方が一つだけ光っています。それよりも塔頂部のLEDの灯り(これを標示灯ということを初めて知りました)が結構明るく見えて,下手な灯台より強力なのではないかと思いました。この標示灯でまずは指向灯の位置を確認してしかる後に指向灯の灯火で水路を確認するんでしょう。ちなみに灯台表には備考欄に指向灯の詳細に続いて「表示灯(Oc Y 4s 24m)を設置」と記されています。指向灯は光の幅が2度とか3度とかむやみと狭いので,海上から正面に見ないとその灯火は見えず,地上からの灯台巡りではその灯火を見ることはなかなか難しいのですが,とにかく3色の光を発していることだけはわかり,初めて指向灯の点灯している姿を見ることができて大感激でした。

フェリーに乗る前に与論港の岸壁から見た供利指向灯です。

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