6616知林ヶ島灯台

 

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2018/04/16

潮の干満によって砂州が出現した時にしか訪問できない【6616】知林ヶ島灯台。県道238号線から指宿エコキャンプ場を目指し,広大な駐車場に車をとめてスタートです。広く整備された公園の中を「知林ヶ島」という道標に従って(上左)進んでいくと海辺に出ます(上右)。ここから見たときはまだ砂州は島とつながっていないように見えたのですが,砂浜から歩き始めた時にはもうすっかり砂の道が繋がっていました(下左)。事前に得ていた『知林ヶ島砂州出現予測』(ここから事前に入手)では再訪時は絶好の潮まわりで4時間あまり砂州が出現しているはずですが,何となく気が急いて,歩きにくい砂の上を小走りで島に到着。島に着いたら右に進むと下右の写真の中央,赤い旗のあるところに登り口があります。実は先人の教えでは「島に着いたら左に進み船着場から藪の中を登る」ということだったのですが,島に着いたらボランティアガイドの方がおられて,道を教えてくださいました。訪問時は天気も良く潮まわりもよいので予想以上の観光客が押し寄せていて,予想していたのとはちょっと違う雰囲気でした。
【追記】後で調べたら「平成21年3月に,環境省により砂浜から島内へ登る階段を設置していただきました。また,約2.5kmにわたる遊歩道や2ヵ所の展望台,休憩所等が整備されました」と観光案内にあって,それ以前とは劇的に環境が変わったことが分かりました。

2018/04/16

2018/04/16

取り付きこそ岩場歩きでしたが,階段にかかると整備されていて,10分ほど直登で南展望台に到着,ここに島の案内図があって(上左の画像クリックで別窓拡大表示)灯台までしっかりした道が記されています。ここからはほぼ平らな道を進み港への分岐(上右),北展望台への分岐(下左)を過ぎると灯台に到着します(下右)。駐車場から砂州を渡って島に着くまでが30分,階段の登りが10分,南展望台から灯台までが15分くらいといったところでしょうか。片道ほぼ1時間の行程です。

灯台は南九州によくあるような付属舎の屋上に登れるような造りになっていますが,登り口は金網でしっかりふさがれていました(左)。庇に手すりがないから,これは危険防止上やむを得ないでしょう。

周囲は余裕がなく進んできた道の方しか開けていないので写真もこの角度からしか全体は捉えられません(上左)。庇の下はベンチになっていて一休みできるのでここでお弁当を食べて砂州が消える前に戻ることにしました。上右は下りの階段の途中からの風景で本土へつながる砂の道を見下ろすことができました。下左は本土側に帰り着いて振り返ったところで,島の中腹の林が開けたところが南展望台付近,そのちょうど真上に灯台の灯器が覗いているのに気がつきました。下右はそのアップ。砂州の出現とタイミングが合わなくてもここからちょっとだけ【6616】知林ヶ島灯台を見ることができます。何となく心配で早めに帰ってきたけれど,訪問時の砂州の出現時間は4時間あまり,往復+休憩で2時間半といったところでした。余裕があったはずなのに砂の道を急いだおかげで,普通の2時間の行程とは比べ物にならないほど足が重くなってしまいました。

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