6375湯島灯台/6374湯島港8号防波堤北灯台

 

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かつて長崎県の島原半島,原城址から遠望し,いつか改めて訪問したいと思っていた【6375】湯島灯台。ようやく機会を得て訪れることができました。江樋戸港から定期船で約30分で湯島の南側の湯島港に到着,この定期船は1日5便あるので帰りもあまり心配しないで済みます。港には赤灯台があるのですが,港からは見えません。湯島灯台目指して港から左方向に進み集落を抜けたところで,防波堤の横から【6374】湯島港8号防波堤北灯台が見えました。

2018/04/11

2018/04/11

海沿いに時計回りに進んでいくと(上左),灯台の上り口に浮き球を使った道標?がありました(上右)。そこから猫の足跡をたどって(下左)5分ほど登り【6375】湯島灯台に到着(下右)。港からは防波堤灯台を撮ったりしながらで15分くらいの行程です。

正門前にある看板は燈光会の周知板かと思ったら海保からの「お願い」でした。かつては周知板が設置されていたのかもしれません。その横に「恋する灯台」の標柱が立っていました。そして門に続くコンクリートの道にも猫の足跡のペイントが……

2018/04/11

大正期の灯台らしく風格のある塔灯で(左),残念ながら灯器はLEDですが灯ろうが残っているので(右上)雰囲気は損なわれていません。そして細明のスタイリッシュな初点プレートの上には黒猫が……(右下)。

2018/04/11

2018/04/11

猫の絵は右側から続いていて玄関の庇に飛びあがり,左側にかけて飛び降りるようになっています。湯島は猫の島として売り出し中で港付近には猫グッズなどが売られていましたが,その一環としてのペイントなのでしょう。デザイン灯台の一種とも言えますが,幼児の学芸会の被り物みたいなデザイン灯台よりはずっとセンスが良くて費用もかからない,良いアイデアだと思います。灯台の奥には「恋する灯台」に関しての案内看板がありました(上左の画像をクリックで別窓拡大表示)。灯台から山側に道が続いていて少し登ると海をバックにした素敵な構図になりますが,残念ながらこの角度では暗弧側になるので灯器は見えません(下左)。海をバックにすべきか灯器が見える方から撮るべきか多くの灯台でいつも悩むところです。さらに登っていくと車道に出てカーブミラーの横に灯台の頭が見えています(下右)。この道を進めば港の方に戻れるかと進んでいったら,どこまでも登りが続き結局島の一番高いところに出てしまいました。湯島は台形をしていて頂上部は平になっています。かつては大根栽培が盛んだったようですが,今ではたくさんのハウスが並んでいて生花を育てているようでした。道に迷いながら花畑を突っ切って急坂で港へ降りることができましたが,灯台から港まで30分以上かかってしまいました。

2018/04/11

港に戻ってずっと東の方に行ってみると,防波堤の隙間から【6374】湯島港8号防波堤北灯台がかろうじて見えました。

以下は島原側から遠望した時の記録です。削除しようかと思ったのですが,こういう経緯があったという記念のために残しておきます。

長崎県の島原半島,原城址から【6375】湯島灯台が遠望できました。帰宅後調べてみたら大正期の初点で大層素晴らしい灯台なので,いずれ改めて天草半島をめぐる際にきちんと訪問したいと思います。このページの写真をまともなものに取り換えられる日がいつか来ますように。

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