6209大碆鼻灯台

6209.2大碆鼻北東方照射灯

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2016/03/25

生月島の北端に位置する【6209】大碆鼻(おおばえはな)灯台。観光地化されているので,迷うことなく大きな駐車場につきました(上左)。ここから灯台のてっぺんが見え,それに向かって階段も伸びているのですが,どうも車道がまだ伸びているのでここを通り越してもう少し進んでみると,灯台のすぐ近くにもう一つの駐車場があり,そこからちょっとした坂道を登って林を抜けると灯台が見えてきます(上右)。海をバックにした大碆鼻灯台は併設された【6209.2】大碆鼻北東方照射灯の灯器もよく見え,白い展望台と階段が全体を取り巻いていて,申し分のない姿です。

左上は観光案内などに見られる定番のアングルです。塔頂部にドアがあって照射灯のすぐ横に初点プレートがついています(上右)。展望台まで登ることができるので,登ってプレートを見てみると,照射灯単体のプレートでした。灯台のプレートはどこかしらと訝しみながらアップにしてみると(下右)枠の右下に「揮毫者 生月小学校6年」として生徒の名前が刻まれていました。これは後で写真のデータを拡大してみてようやく読めたので,現地で肉眼では見えないのではないかと思います。

2016/03/25

展望台からの眺めです(左)。大碆鼻の岩場と沖の島の間に見えている岩礁が照射灯のターゲットではないかと思います。展望台は照射灯のレベルなので,灯器をのぞき込むことができました(右)。こんなに間近に灯器をのぞき込めるなんてめったにないことです。

2016/03/25

2016/03/25

回り込んでみると,なんとこれまで見ていたのは灯台の上部だけで半地下になった部分が隠されているのを発見(左)。ここに燈光会の案内板(左の画像クリックで別窓拡大表示)もあり,扉の上には初点プレートも掲げられています。半地下の入口周辺は穴のようになっていて周囲は高くなっているので(右上)灯台表に記載されている「高さ11m」はこの地下の部分を含まない高さではないかと思います。灯台の横に別の施設が立っていて何だろうと近づいてみると長崎地方気象台の生月島沿岸波浪計というものでした(右下)。画像をクリックすると前面に取り付けられた解説版を別窓で拡大表示します。無理に拡大した見難い画像ですが,波浪計の原理などをうかがい知ることができるので,ちょっと面白そうだと思って掲げました。

初点プレートのアップです。初点時のプレートを残し,改修時のものと並べてあります。そして改修時のものには照射灯のプレートと同じように「揮毫者 生月小学校6年」として別の生徒の名前が刻まれていました。

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