1846.5大洗港沖防波堤南灯台

旧磯浜灯柱(旧大洗岬灯台)

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大洗港を再訪,というより,今回の灯台巡りの目玉はこの旧大洗岬灯台(磯浜灯柱)の訪問でした。大洗ホテルの裏という情報からホテルの敷地内かと思っていましたが,完全にホテルの外の砂浜の先,小さな岩礁に立っていました。漁協の裏の空き地に車をとめて,県道2号(サンビーチ通り?)から砂浜に下りると簡単に到達できました。

訪問時は満潮で波も立っていましたが,くるぶしくらい水につかる覚悟があれば灯台の根元まで問題なく渡れるでしょう。ネットの情報では1949(昭和24)年12月初点灯,1952(昭和27)年3月20日改築,名称を大洗岬灯台に変更,1984(昭和59)年12月14日廃止とあるので廃止から訪問時まで35年ほど経過していることになりますが,さすがに光源はないものの灯ろうは残っていて,今でも立派に通用しそうな姿です。

磯からは初点プレートも見ることができ,それによれば名称は「磯浜灯柱」と記されており,1952(昭和27)年3月の改築のおりに名称を大洗岬灯台と変更したのか疑問なしとしません。「大洗灯柱」という呼称もネットに散見しますが,これも実際に使用されたことがあるのかどうか……いずれ古い灯台表を調べて見なくては。

いかにも遠い大洗港沖防波堤が旧磯浜灯柱を見に行った砂浜から一望できました(上)。望遠で【1846.5】大洗港沖防波堤南灯台をアップにしてみましたが,完全にボケボケでした。どこから見てもこの灯台は遠いのですが,大洗港からは苫小牧行のフェリーが出ているので,これに載れば少しは近くから見ることができるかもしれません。

以下,初回訪問時の記事で,この時は旧磯浜灯柱のことはまだ知りませんでした。

【1846.5】大洗港南防波堤灯台が沖合いに移動して,大洗港沖防波堤南灯台になりました。たいそう沖合いで海岸から見たのでは少しも様子が分からないので,港が見下ろせる場所を探してうろうろとした結果,大洗町立南中学校の横の公園から国道51号夏海バイパスを跨ぐ陸橋の上から撮影しました。
大洗港自体は左の奥の建物が建っているあたりで,そこから画面を横切るように防波堤が伸びていますが,中央あたりで途切れている防波堤の先端に元の南防波堤灯台がありました。その奥からさらに右端に延びた防波堤の先端が新しくなった沖防波堤南灯台です。

こんなに沖合いなのに,望遠で拡大してみると,堤防の上に釣り人が写っていました。大物がかかったのでしょうか,大きなたも網を振りまわしています。この防波堤は完全に独立した防波堤なので,釣り人は渡船で渡ったのでしょう。

撮影したのはこんなところです。左側の公園は文学碑がいくつも立っていて,大洗海岸が見渡せ,茨城百景の石碑も立っていました。公園と中学校の間から延びる陸橋の上に,ちょうど灯台が見えています。

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