1684綾里港南防波堤灯台/1684.3綾里港東防波堤灯台

綾里港殿見島(防波堤)灯台

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2009/11/23

2009/11/23

2009/11/23

上は【1684】綾里港南防波堤灯台(手前)と【1684.3】綾里港東防波堤灯台(奥)です。下左は南防波堤灯台のアップ。右は,上の写真の左奥に見える半島を回りこんで東防波堤灯台を反対側から撮ったもの。
綾里港南防波堤灯台は訪問後,2010年2月に廃止になり,また綾里港東防波堤灯台は2011年3月11日の東日本大震災により倒壊し,仮設灯浮標が設置されていましたが,2017年1月27日付けの追加表で復旧が発表されました(下記再訪記参照)。

2009/11/23

南防波堤灯台の反対側に立つ立派な白灯台ですが,灯台表に記載なく,2008年以前に廃止になったものと思われます。プレートを見たかったのですが,崖の上でアプローチが見つかりませんでした(その後の調べで,昭和10年7月5日設置/昭和42年11月15日廃止の綾里港殿見島防波堤灯台ではないか,ということが分かりました(第2海上保安本部平成14年統計資料による)。他のWEBサイトでは「殿見島灯台」と紹介されており,確かに防波堤灯台とは思えないのですが,海保の資料には「綾里港殿見島防波堤灯台」と記されています。下記参照)。

2016/08/01

綾里港再訪。綾里港南防波堤灯台は2010年2月に廃止になってしまいました。下はそのあとに設置された小さな標識です。

綾里港殿見島防波堤灯台も健在でした。古い灯台表(1949(昭和24)年)を見てみると,「番号:304/名称/種類:綾里港殿見島防波堤灯台/位置:殿見山防波堤外端/北緯:39 02.3 東経:141 47.9/燈質及び色 周期:不動白光/燭光数(千単位)等級:1 8/10(電燈)/燈高平均水面上(m):16/光達距離(M):13/構造及び高さ(m):白円形コンクリート造(4.5)/記事:岩手県綾里村立」と記されており,灯高と高さ(「記載例」を見るとこの場合は構造物の高さではなく地上からの灯高)から見て11.5mの高台にあることが分かるので,この灯台と符合します。位置の北緯東経を日本測地系から世界測地系に変換してみても少しずれてしまうのですが,測地系が違うのか,誤差なのか……。

2016/08/01

【1684.3】綾里港東防波堤灯台は震災で倒壊してしまいました。上は前回訪問時と同じような場所からの防波堤の風景です。そばに仮設の灯浮標が設置されています(下)。無理やりアップにしてみると「カセツ/リョウリ」の文字が見えます。2017年1月27日付けの追加表で東防波堤灯台の復旧が発表されました。しかも4.7mの復旧灯台ではなく高さは9.6mとあります。半年前の訪問時には影も形もなかったので,どこかで作って運んでくるんでしょうが,ぜひとも復旧した姿を見に行かねば。

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