1371荒埼灯台
1372加茂港第3南防波堤灯台/1373加茂港西内防波堤灯台

(旧加茂港北防波堤灯台)

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【1371】荒埼灯台3訪。前回訪問ののち,加茂港の様子がすっかり変わったので,ぜひもう一度訪れたいと思っていました。来てみると,灯器はLEDに変わっていて,灯台の前の案内板も,裏表とも変更されていました。

【1371】荒埼灯台から見た加茂港です(上)。廃止になったけれど保存されている【1373】加茂港西内防波堤灯台が見えています。かつて加茂港北防波堤灯台があったところには小さな白い標識が立っています。上の写真の左の方を見ると,第3南防波堤が見えました(下左)。下右が【1372】加茂港第3南防波堤灯台。

廃止された【1373】加茂港西内防波堤灯台が保存されています。灯台自体よりは灯台の立つ石積みの堤防が歴史的に価値があるので保存されることになったようですが,やはり灯器の外された灯台は痛々しく,ぜめてダミーの灯器でもつけてほしいところです。
【追記】この灯台が描かれたメンテナンスホールがマンホールカードにもなっているのですが,それによると設置開始は2014年とのことで,前回私たちが訪問した時には確かにこの蓋はまだ設置されていなかったので,その直後に設置された模様です。そしてこの灯台が廃止されたのが2015年,メンテナンスホールの蓋にその姿を刻まれて1年ほどで灯器が撤去された悲しい姿になったのかと思うと,複雑な気持ちです。蓋と灯台に関してはこちらもご覧ください。

港の外側にまわって【1372】加茂港第3南防波堤灯台の姿を捉えました。元来港の内側にあった白灯台の番号を引き継いだわけですが,位置も変わって色も変わるなら元の灯台を廃止として,こちらには新しい番号を振ればわかりやすいのに,と思います。

以下はこれまでの訪問記です。

2014/06/19

2014/06/19

2014/06/19

【1371】荒埼灯台。電線がつながっていて灯ろうが残っているので,まだLED化されていないようです。初点プレートには「初点 明治参拾六年壱月/改築 昭和貮拾八年壱月」と書かれていますが,左の写真に見えている看板の裏の情報(下掲)には「昭和27(1952)年建替」と書かれており,さらに2管の資料では「昭和28年2月10日変更 荒埼灯柱→荒埼灯台」とあります。立替(改築)は灯柱から灯台への変更によるものと思われるので,1952年の暮れから立替が始まって翌年1月に完成予定でプレートを作ったところ,実際は少し工事が遅れて2月にずれ込んでしまった,といったところではないかと推測してみました。

2014/06/19

2014/06/19

2014/06/19

2014/06/19

荒埼灯台へは鶴岡市立加茂水族館の駐車場を利用させてもらいました。クラゲの展示で有名な加茂水族館は訪問の直前に新しい鶴岡市立加茂水族館がオープンし旧舘は閉館されていましたが,その新館と旧舘の間を進んでいくと建物の上に灯台の頭が見えてきます(上左)。左手の階段(上右)を登っていくと灯台に到着。灯台は岡の天辺なので,どちらに回っても,灯台から離れると見上げることになり,灯器はよく見えなくなります(下左)。階段の横にある看板の裏に灯台の案内がありますが,いつもの燈光会の銀色のものやブルーの周知板と違って,えらく簡略でした(下右)。

2014/06/19

2014/06/19

2014/06/19

荒崎灯台から加茂港が見渡せました(上)。左の白灯台が【1372】旧加茂港北防波堤灯台(下左),右の赤灯台が【1373】加茂港西内防波堤灯台(下右)。
訪問後(2015年11月13日)【1372】加茂港北防波堤灯台は名称,位置などが変更になったので,元の白灯台は撤去され,新たに赤灯台が建てられたものと思います。併せて港の内側にあった【1373】加茂港西内防波堤灯台は廃止になってしまいました。港の様子がすっかり変わったので,再訪を期したいと思います。

2014/06/19

2014/06/19

港の内側に回ってみました(上)。左の赤灯台が【1373】加茂港西内防波堤灯台(下左),右の白灯台が【1372】旧加茂港北防波堤灯台(下右)です。こちらも2基とも電線がつながっていて灯ろうもあり,まだLED化されていないようです。(上記の通りの変更はLED化に伴ってのことだと思います。電灯の最後の姿が残せてよかったというか,変わってしまって寂しいというか。)

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