1363鼠ヶ関灯台/1364鼠ヶ関港西防波堤灯台/1365鼠ヶ関港東防波堤灯台

鼠ヶ関駅前灯台モニュメント

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夕焼に染まる【1363】鼠ヶ関灯台を訪問しました。沖に見えている粟島の【1361】粟島灯台の光は確認できるのに,鼠ヶ関灯台はなかなか点灯しません。

2020/07/18

2020/07/18

水平線に陽が沈んでから8分以上たってようやく点灯。しかし点灯の仕方が少しおかしく見えます。灯質は群閃白光 毎10秒に2閃光ですが,1閃光が2閃光に分かれているように見えます(左)。おかしいなと思っているうちに安定してきて,通常の2閃光になりました(右)。メタハラ光源の場合,点灯直後は緑色光で安定するにしたがって白色になるというのはよく知られていますが,LEDの場合にも点灯直後は不安定なのでしょうか。いままで何度かLEDが点灯するのを目撃する機会がありましたが,こんな現象は見かけたことがないので,私がこれまで気がつかなかっただけなのか,それともこれがこの灯台に限ったことなのか,ないしこの時たまたま不調だったのか,気になるところです。なお右の動画に【1361】粟島灯台の灯火を捉えているのですが,分かるでしょうか。

2020/07/18

ともあれ安定して点灯する【1363】鼠ヶ関灯台の姿を,あっちからこっちからいろいろ撮影しているうち,次第にあたりは暗さを増し,足元がおぼつかなくなってきたので,心残りながら暮れなずむ灯台を後にしました。

以下はこれまでの訪問記です。

2013/10/11

【1363】鼠ヶ関灯台の南側にあるマリンパークねすがせきの駐車場に車をとめると,岬の小山(弁天島)の先に灯台が見えました。その左側には昨日訪れた粟島がかすかに見えています。

2013/10/11

灯台の前の赤い鳥居には金刀比羅神社と書いてあります。そして灯台の横に鉄柵に囲まれた小さな神社がありました(左)。初点プレートの下には珍しく海上保安庁のプレートもかかっていました(上右)。灯器はすでにLEDになっています(下右)が,灯ろうが残っていると灯台の姿が俄然絵になります。

鼠ヶ関灯台の手前に鼠ヶ関港があります。左の赤灯台が【1364】鼠ヶ関港西防波堤灯台(下左),右の白灯台が【1365】鼠ヶ関港東防波堤灯台です。
【追記】2018年8月10日付けの追加表で,西防波堤灯台の位置と灯高が変更になりました。だいぶ北に移動になったので,上の写真で沖に見えている新しい防波堤に移設されたものと思われます。

2013/10/11

2013/10/11

マリンパークねすがせきから鼠ヶ関港のほうに行くと土産物屋が少しだけ並んでいて,厳島神社の大きな鳥居が見えてきます。この右手が鼠ヶ関港で,鼠ヶ関灯台に行く前に港の岸壁によって上の2灯台をとりました。土産物屋の左に灯台が見えています(上左)。厳島神社(弁天島の手前側にあります。弁天さまも厳島神社も金刀比羅さまもみな海の守護にかかわるもので,古来より神仏に頼らざるを得ない漁師たちの信心が偲ばれます)にちょっとご挨拶して弁天島を右にまわりこむと,灯台の右に粟島が見えてきました(上右)。灯台の前の赤い鳥居のところで左へ折り返す道があり,弁天島を一周できるようになっています(下左)。帰りにそちらを通ったところ下右のような道で,高潮のときや海が荒れているときには通れないかもしれません。

JR鼠ヶ関駅前に灯台型のモニュメントがありました。【1363】鼠ヶ関灯台に因んで,という解説もありますが,少なくとも現在のそれとはまったく違う形をしています。大正4年の初点時の姿を模しているのかもしれませんが,それという根拠は見つかりませんでした。もしかして【1365】鼠ヶ関港東防波堤灯台がモデル? いくらなんでもそんなことはないでしょう。この写真を撮った時には単に駅前の記念撮影のつもりでモニュメントのことなど何も考えていなかったので,今度訪問した時にはちゃんと見てこよう再訪した時あたりを見回したのですが,来歴とか経緯などを記したものは見当たりませんでした。

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