0203根室港北副防波堤灯台/0204根室港南防波堤灯台

 

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根室港を再訪し,2基の灯台を撮り直し,中途半端な位置から撮影した前回の写真と入れ替えました。まず港の南側の【0204】根室港南防波堤灯台。灯台の立つ防波堤は右の方に伸びて弁天島(下記参照)につながっています。ちょっと珍しい(でも時々ある)円錐形の白灯台です。

上の左方に見えているのが弁天島で赤い屋根が見えている社は市杵島神社です。港を守る天然の防波堤であるこの島から左の方に伸びた先に【0204】根室港南防波堤灯台があり,反対に伸びた防波堤と向かい合う防波堤の先端に【0203】根室港北副防波堤灯台が立っています。右端の方が根室港の本体ですが,港は2重3重の防波堤に守られており,港の北側の防波堤も途中から副防波堤が伸びているので,港の内側に回り込んでしまうと手前の防波堤越しに灯台を見ることになりがちです。港の北側に外れれば,北副防波堤灯台が外側からよく見えるかもしれません。こういう防波堤が入り組んだ大きい港の防波堤灯台はどこから見るのがベストか迷うところで,港の中をあちこち彷徨ったりしますが,どこから撮っても悔いを残す結果になりがちで,また機会を見て訪問したくなってしまいます。
市杵島神社は,択捉航路を開拓した高田屋嘉兵衛が根室に金刀比羅神社を建立した際に,その付属社として建てられたもので水の神様である市杵島姫命(イチキシマヒメ)が祀ってあるそうです。それがどうして弁天島かというと神仏習合の時代に市杵島姫命は弁財天と習合したので市杵島姫命イコール弁天様というわけらしいのですが,港に出入りする人々にとっては難しい名前の姫神さまより弁天様の方がなじみ深く親しみやすいので,弁天島という名前になったんでしょうね。

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