1890天津港導灯(前灯)/1891天津港導灯(後灯)
1892天津港西防波堤灯台/1893天津港南防波堤灯台

 

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【追記】【1890-91】天津港導灯は2019年10月11日付けの追加表で廃止になりました。下記の訪問記はぎりぎりで間に合ったということになります。

灯台巡りを始めたころには灯標や導灯などは眼中になく資料も作っていなかったので,落穂拾いの旅となった今回の灯台巡りです。見落としていた【1890】天津港導灯(前灯)/【1891】天津港導灯(後灯)を探しながら国道128号を西に歩いていくと路地の奥に前灯を発見(左上)。前灯の灯器は国道から撮りました(左下)。路地の突き当りの階段を登ると前灯に到着。プレートは見当たりませんでした。

左上は広場の奥から入口の路地を振り返ったところ。家々の間から【1892】天津港西防波堤灯台がちらりと見えました。この広場は「あたごコミュニティ広場」という名前で山側に備蓄倉庫のような建物がありますが,その屋根越しに【1891】天津港導灯(後灯)を認めることができました(上右,下左)。建物の右に回り込むと階段があってその先は頭の赤い標識を打ち込んだ山道になっているので(下右),ここを登れば簡単に高騰に着くと思ったのですが……

これは大きな間違いで,すぐに道を見失い,ガラガラの急斜面を四つん這いで登る羽目になりました。目標の後灯はずっと見えているのですが,まっすぐ登ることはできず左右に迂回しつつ手すりのようなゴミ捨て場のようなところを通り抜けたり(上右),後灯直下では石垣に阻まれてうっかり満開のツルニチニチソウの茂みで足を滑らせてきれいな花の間に隠れていたイラクサをつかんでしまったり。一日中チクチクが収まりませんでした(下左)。後灯の灯器はこの辺から(下右)。

やっとのことで後灯に到着してみると背後に建物があったりして周囲に全然余裕がなく,全体像を何とか収めるのが精いっぱいでした(左)。そのかわりはしごにはいつものカバーが掛かっていないしそれほど高くもないので,ちょっと失礼して塔頂部へ。灯器の全体は撮れませんが予備の蛍光灯が収められているのが見てとれました(右上)。眼下には天津港の全体の様子と2灯台がサクラの花越しに見えて,苦労して登った甲斐がありました。

下りも急斜面を尻面制動で滑りながら降りてきたら公園左の金網の上に出てしまい(左),よそ様の庭先を通らせてもらって前灯のある広場にほうほうの体で戻ってきました。右はやっとの思いで撮った2灯一線ですが,後灯は元のデータを拡大してやっと確認できるくらいでした。町中の大して標高もない導灯と舐めていましたが,しっかり足ごしらえをして覚悟をしてから挑むべき導灯で,観光化された房総半島の航路標識の中では一二を争う険しさだと思った次第です。

気を取り直して天津港の2灯台へ。似たような位置からですが,夕焼けで点灯し始めていた前回の雰囲気にはかなうわけもありません。

とりあえず【1893】天津港南防波堤灯台(左列)と【1892】天津港西防波堤灯台(右列)の姿だけは記録して次の灯台へ進むことにしました。

以下,初回訪問時の記事です。

2013/02/24

2013/02/24

2013/02/24

2013/02/24

左の赤灯台が【1893】天津港南防波堤灯台,右の白灯台が【1892】天津港西防波堤灯台。それぞれ6秒に2閃光で,同時に点灯はしないようでした。

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