1712歌津埼灯台

1712.1歌津埼南方仮設灯浮標

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歌津埼の岬の先端を目指していけば途中で【1712】歌津埼灯台が確認できるという話でしたが,目印の「ニュー泊崎荘」を過ぎたあたりからずいぶん気をつけて車を進めたのに,それらしいものは見当たらなかったので,まずは岬の先端に行ってみることにしました。突き当りには尾崎神社があり(上左)広い駐車場にはトイレもありました。神社の(鳥居の)反対側が岬の先端への遊歩道の入口なので,そこから1分ほど歩く(上右)と突き当りの木立の間(下左)の海の上に【1712.1】歌津埼南方仮設灯浮標が見えました(下右)。この灯浮標は倒壊中の【1712.1】歌津埼南方灯標に代わって設置されたもので,現時点で東日本大震災による被災で設置された仮設灯浮標がいまだ残っているのはこれだけだと思います。

歌津崎から引き返してきてようやく見つけた【1712】歌津埼灯台の入口が上左です。これは北側から見たところで自販機と青い建物が目印になるでしょう。上右は同じ場所を反対側(岬側)からみたところで,「史跡仙台藩唐船番所跡入口」の看板がありました。この看板は他所から訪ねてくる人には目に入らないので,行きがけには見落としたものです。付近に車をとめてこの曲がり角を曲がってみれば,砂利道の先に灯台の頭が覗いているのが確認できますが(下左),これは車を走らせながらでは絶対に確認できません。その手前にある鉄塔なら走りながら見えていたので,これを目印にすればよいかもしれません。灯台付近はちょっとだけ草むらになっていますが(下右)なんなく灯台に到着できます。

灯台は樹木に囲まれているので,この角度しか全体を見ることはできません(上左)。先人の訪問記では灯台の周囲が開けた写真を多く見かけましたが,今では灯台をちょっと離れると塔頂部しか見えません。塔身は悲しくなるほど汚れていますが,初点プレートは良く読めました(上右)。灯台の横に「仙台藩泊浜唐船番所跡」の石碑があって(下左)その右には説明文らしき碑もありましたが,こちらは全く読めませんでした。灯器は灯台を少し離れたところから(下右)。塔身の汚れに反して灯器部分は真新しく感じられるのは,2014年に灯高,光達距離が変更になっているのでこの時,LED化されたからでしょう。

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