松前港から【0642】松前港外防波堤灯台越しに【0641】松前灯台が見えています。

松前灯台がある弁天島は道路がつながっているので，車で灯台の下まではいけますが，登リ口を探すのに苦労しました。最初は灯台の右側に回りこむ道があったので，そちらに向かったのですが，崖の上に塔頂部が見えるばかり（中左）。元に戻って上の写真の左側の神社らしき赤い鳥居の前から右上に向かって道ともいえぬ道を登っていくと，かなり無残な門に着きました（中右，下左）。なんとプレートは白ペンキを塗った板切れに手書きの文字，それもだいぶ薄れて消えかかっています（下右）。

基部は相当痛んでいるように見えましたが，塔頂部はLEDに変更するとともに塗装もしたらしく，下と不釣合いに真っ白でした。右は松前灯台から松前港外防波堤灯台を見下ろしたところ。

松前港再訪（左）。前回見つけた道から松前灯台にのぼり西側を眺めてみると，島影が見えました（右）。松前小島に違いありません。

望遠で見てみると，かすかに【0643】松前小島灯台が見えました（上，下左）。さすがに【0643.2】小島港北防波堤灯台は全く見えませんが，これで松前小島灯台は見えたことにしていいでしょう。下右は反対側の松前港の内側を見下ろしたところ。

前回は松前港外防波堤灯台は松前灯台から見下ろしただけだったので，改めて港の内側から眺めてみました。

灯台の右側の方にまわって下からもう一度灯台を眺めてみました。この角度から見ると立派な灯台で，とてもペンキ塗りの板っきれに手書きのプレートがついているとは思えません。

松前灯台の付近から陸側を振り返ると，【9405】松前ディファレンシャルGPS局が見えています。ディファレンシャルGPS局は高い１本の塔のてっぺんから裾広がりにアンテナが張ってある，傘のような形のものだと思っていましたが，ここでは２本の塔をつなぐ形のアンテナで，子供の綾取りのような印象です。これまで意識したことがなかったので気がついていなかったのですが，改めて訪問してみました。
【追記】ディファレンシャルGPS局は2019年3月1日12：00をもってすべて廃止（追加表は2019年3月8日）されました。

車で近づいてみると，門の前まで到達でき，周囲は住宅街のようでした。敷地内は工事中のようで鉄パイプの柵が結ってあります。門柱には「松前航路標識事務所」という表札に何かプラ板で覆いがしてあったものが剥がれたような有様です（下左）。この門柱の横に，かろうじて「松前ディファレンシャルGPS局」と読める案内板が立っていました（下右）。これで，この綾取りのような鉄塔とアンテナが，松前ディファレンシャルGPS局であることが確認できました。