松阪市

 

2016/02/11

2016/02/11

2016/02/11

2016/02/11

【松阪市(旧松阪市)】松阪といえば本居宣長,本居宣長といえば鈴,というわけで,松阪市の蓋は鈴が四つ並べられています。上右は「本居宣長記念館」に展示してあったもので,石見の国浜田藩主松平康定公が参宮の途中に松坂に立ち寄り,宣長に『源氏物語』の講釈を聴講したおり,宣長の鈴好きを知っていた康定公が隠岐に伝わる駅鈴のレプリカを作らせて宣長への手土産にしたものだそうです。一介の在野の学者に殿様がこれほどの気遣いをするというのは,宣長が偉いのか,殿様が偉いのか。今では,この鈴が松阪の象徴になっています。ここに掲げたのは汚水蓋(上左),雨水蓋(下左),小型の汚水蓋(下右)で3枚とも蓋の中央に入っているのは近隣4町と合併する前の旧市章ですが,今でもこの蓋のデザインがメインのようです。今回は松坂城の周辺(と駅の周辺)しか歩かなかったので新市章の入ったものは見つかりませんでした。

2016/02/10

【松阪市】日が暮れてから松阪市の駅のまわりを少し歩いてフラッシュ撮影したのが松阪牛の蓋です(左)。カウベルの代わりに例の鈴をかけていますが,その一面に新市章が入っています。宣長さんは質素な書斎で一生勤勉に学問に励んだ謹厳実直なお人柄が市民に愛されているようですが,どうも松阪牛というのはバブリーな感じで,市民には愛されていないような気がします。
右は少し大型のもので新手のASDのデザインでしょうか。似たようなヒマワリの蓋がどこかにあったような気がしますが,これは何かを表しているのではないようです。ネットで検索すると,近隣の自治体でも市章だけ取り換えたものが使われているので,メーカーの用意したデザインだと思われます。

2016/02/11

2016/02/11

2016/02/11

【松阪市(旧松阪市)】上左は新市章の入った防火水槽の丸蓋で消防車の絵柄のもの,上右は旧市章の上下に「松阪市」「消火栓」の文字の入った角型蓋,楷書体の文字がきれいです。それに対し,下は青く塗られた仕切弁のハンドホール蓋ですが,中央に市章ではなく味気ないゴチックの「水」の文字,「仕切弁」「松阪市」の文字も同様で味気ないですね。

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