4481大久野島灯台

 

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大久野島の桟橋から降り立ったところ(上左)。少し離れたところに待合室があり,そこに乗船券の自販機があるだけで,案内らしい案内もありません。島の案内図にも灯台に関する情報はありません。事前の資料に従って右回りの遊歩道を進んでいき,岬を一つ回り込んだところで対岸に【4481】大久野島灯台の姿が(下)。

2017/10/11

【4481】大久野島灯台はこの位置から見るのが一番カッコいいので,帰りにアップで撮り直しました(上左)。忠海港から付いた桟橋は実は第2桟橋で第1桟橋のある入り江(上右)を回り込んだところに灯台への上り口があり(下左),これを登ると灯台に到着(下右)。桟橋から20分くらいの行程でした。
灯台の前には解説板がありました(下右の画像クリックで別窓拡大表示)が,いつもの燈光会のものではなく,灯台の歴史のコーナーに,1992(平成4)年改築されその際初代灯台が四国村に移設して保存展示されていることが何も記されていません(初代大久野島灯台はこちら)。赤光の分弧のことも何も記されておらず,だれが何のために設置したかよく分からない解説板です。

塔灯自体は初代に似せて作ってありますが,石造ではなくコンクリートで似せて作ってあるのではないかと思います(左)。灯質は等明暗光明2秒暗2秒ですが35度~56度を赤光で分弧しているので,灯器に赤い色が少し見えています(右上)。初点プレートにはしっかり改築のことが記されていました(右下)。

事前の調べでは桟橋から灯台まで10分くらいということだったので,30分もあれば間に合うかと思っていたのですが,それは第1桟橋からのことで,第2桟橋からは20分くらいかかったので,往復+灯台の周辺で写真などの時間は1時間くらいかかってしまいました。結果,帰りの便を1便遅らせざるを得なくなり,今度は逆に時間が少し余ってしまいました。灯台のことしか調べないでこの島を訪れたのですが,島に着くなりウサギがぐちゃぐちゃいたり,毒ガス工場跡などという剣呑な遺跡があったりしてびっくり。すこしは観光らしいことをしようかとウサギの写真を撮ったり(左),毒ガス工場は嫌なので発電所跡を訪ねたり(右)して,時間をつぶしたのですが,桟橋に戻って調べてみたら,フェリーのほかに高速船の便もあって,それで本土に戻れば,そんなに時間を無駄にせずに済んだようです。桟橋が2カ所あって時間によって発着桟橋が違うとかウサギ目当ての観光客がいっぱいとか,とにかくこの島に関しては事前の調べが全く不足でした。

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