6173糸串鼻灯台

6173.2糸串鼻音無瀬照射灯

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福江島の北端に位置する【6173】糸串鼻灯台です(左)。併設されている【6173.2】糸串鼻音無瀬照射灯の灯器は確認できますが(右上),本来の灯台の灯器はどうやっても木々の枝に邪魔をされ,はっきりと撮ることはできませんでした(右下)。

初点プレートは灯台のものと照射灯のものが並べて掲げられています。下縁をよくみると灯台の方には「揮毫者 福江市立 戸岐小学校 教職員一同」,照射灯の方には「揮毫者 福江市立 戸岐小学校 児童一同」と刻まれています。面白いのは,なぜか日付だけは丸ゴチックの活字が使われている点です。完成の日にちが確定する前に揮毫を済ませねばならない何らかの事情があったのではないかという妄想が湧きあがります。ウィキペディアによれば戸岐小学校は明治8年に福江小学校戸岐分校として開校,明治19年に戸岐小学校として独立した,大変歴史のある学校だったようですが,昭和23年にできた「半泊分校」がこのプレートの日付と同じ平成14年3月に休校,本校自体も平成18年3月に閉校になっています。

2016/03/19

戸岐の町から延々と車を走らせ半泊地区を過ぎて福江島北端の行き止まりが【6173】糸串鼻灯台の入り口です(上左)。舗装路が続いているように見えますが,この先は車は入れません。手前の空き地に車を止めて,まず手書きで「間伏」の表札?がかかっているところは左へ,きつい坂を上ると民家が3軒ほど固まっていますがその間の分かれ道を右にそれて山の方へ上っていきます(上右)。ここで舗装は切れますが,急な登りはこの辺まで。畑の後らしきところ(下左)を越えると,登りは続くものの穏やかな山道になります(下右)。

歩き始めて15分くらいで【6173】糸串鼻灯台に到着。ただし,灯台の周囲は余裕がなく,灯器が見えるような角度で全体は撮影できません。また海側の展望も開けていないので,照射灯の標柱などは見えません。
整備された公園に立地する灯台が続いた後だけに,真伏地区に至る車でのアプローチも遊歩道ではない山道歩きも久々に手ごたえ十分で,灯台到達の達成感はなかなかのものでした。

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