3227二見港丸山灯台

3228二見港丸山指向灯
3225二見港第3号灯浮標/3224二見港第2号浮標

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【3227】二見港丸山灯台。【3228】二見港丸山指向灯が併設されています。チェスのルークのようなバルコニーがちょっとだけ【2750】菅島灯台を思わせます。初点プレートがないのが残念。もしかしたら,扉の内側にあるのでしょうか。一般公開してくれたら分かるのですが,まずその可能性はないでしょう。訪問時,ちょうど灯台が点灯しました(右上)。指向灯の灯器も見えていますが点灯は確認できません(下)。古い灯台表を見ていたら,初点(昭和11年)当時は赤色分弧で危険域を示していたんだそうです。

灯台の入り口は二見港から海岸通り(都道240号線)を南に下った境浦海岸と扇浦海岸の中間付近です(上左)。港からは5〜6kmなので歩くと1時間くらいかかるかもしれません。私たちは島内観光のガイドさんに入り口まで送ってもらいました。村営バスがほぼ1時間おきに出ていて(扇浦線,休日は減便あり)この付近は停留所以外でも乗り降り自由なので,境浦海岸のバス停を過ぎてトンネルを一つ過ぎたところで降ろしてもらえばいいでしょう。私たちも帰りはバスを利用して宿の近くまで戻りました。レンタサイクルやレンタバイクも利用できると思いますが,お店では貸し渋るし,ガイドの方にもお勧めできないといわれました。入口に到着さえすれば,オガサワラビロウやリュウゼツランなど南洋風の植物に囲まれた道は急な登りではあるものの分かりやすく(上右)大木のところ(下左)を左に曲がるとその先はコンクリートの敷石が並べられていました(下右)。

2019/05/18

敷石を辿っていくと茂みの陰に灯台が見えてきます(上左)。歩き始めて5分ほどで灯台に到着(上右)。海側は開けているものの,灯台の周囲は崖と茂みに覆われて正面以外からは写真は撮れません。下は灯台から海側を望んだところ。【3225】二見港第3号灯浮標(下記参照)がかすかに見えているのですが写真では確認できません。帰りは港まで歩こうかと思いましたが,30分ほどでバスが来ることが分かっていたので,灯台でゆっくりと時間を過ごし,バス通りを少しだけ歩いて,境浦海岸のバス停からバスで市街まで戻りました(このバス停から海を見ると,沈没船の残骸が見えます)。

ツアーに組み込まれていたボートツアーで海上から灯台に一番近づいたところです。海面と灯台のちょうど中間あたりを道路が通っていますが,道路からは灯台は全く見えませんでした。父島には灯台が1基(と防波堤灯台が2基)しかないので,二日の滞在の時間つぶしと思ったボートツアーは目玉の南島上陸も強風のため中止,イルカもウミガメも出会えなかったのですが,こんな角度から灯台を間近に見ることができ,大満足でした。

ツアーを終えて帰路につくおがさわら丸からみた二見湾です。正面に【3227】二見港丸山灯台が,左手に【3225】二見港第3号灯浮標が見えています。二見港はこの湾の左側に大きく回り込んだところにあって,港の防波堤灯台と丸山灯台を一緒に見ることはできませんでした。【3224】二見港第2号浮標は上の写真の右側に外れたところに設置されています。滞在時間のわりに目的の灯台や水路標識が少ないので,それぞれ同じような写真をいっぱい撮ることができました。

【3227】二見港丸山灯台の見納めです(上左右)。灯台の前に伸びているのはリュウゼツランの花穂です。下左は【3225】二見港第3号灯浮標,下右は【3224】二見港第2号浮標のアップです。

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