2912市江埼灯台

 

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大正10年に建てられた【2912】市江埼灯台。広々とした敷地で,あちらこちらから好きな角度で,今出来のものとは一味違う灯台の全体像が撮影できました。惜しむらくは海が見えないので,熊野灘をバックにした灯台の姿は撮れません。

2014/03/25

初点プレート(上左)はよく読めますが,角ゴチック風のちょっと変わった書体です。大正モダニズムなのでしょうか? 灯器(上右)はビーコン型で大型のレンズではありませんでした。正門の横に案内板がありました(下左の写真の右端にちょっとだけ見えています。この画像クリックで,別窓拡大表示)。いつもの銀色や青い周知板ではなく,海保五管の名前だけが書かれていますが,最後の文言は銀色の燈光会の周知板(縦書き)と同じ文章です。これを見ると光源は100Vの電球で電源は商用電力と書かれていますが,正門の左側には大きなソーラーパネルが設置されていました(下右)。後で港の近くの方に伺ったら,「機材は飛行機で運んだ」とのこと。ヘリコプターのことでしょうね。

2014/03/25

灯台までの道のりは,迷いようのない歩きやすい道ですが,標高差90mほどを一気に上ります。出発は市江の港から(上左)。ここに車を置かせてもらって,少しさかのぼったところの橋を渡り(上右,真新しい防潮堤と防潮扉が設置されていました),集落の中を抜けて(中左),立派な石垣の続く山道を登っていきます(中右)。尾根に出ると左側には石垣の中に畑地が続いていて(下左),まもなく灯台に到着です。港を出てからほぼ20分ですが,尾根に出るまではほとんど登りずめで,途中一段は低いのですが階段になっているところもあり,かかった時間以上に長く歩いたような気がしました。
それでも帰ってきたら港の手前の小高い崖の上にある地蔵堂を訪ねてみました。民家の間の坂道が結構厳しく,灯台よりこちらのほうがくたびれたかもしれません。

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