ノブドウといえば色とりどりの実のほうを思い浮かべるのが普通で，右のような花を知っている人は少ないでしょう。私自身，ここに掲げるために撮影するまで知りませんでした。
　ノブドウは名前ばかりのブドウで食べることもできないので，てっきりブドウとは関係がない草本だろうと思っていたら，ブドウ科に属する木であることがわかりました。

　実は最初ほとんど白緑ですが，徐々に赤くなり，以下の写真のように，赤紫からグリーン，ブルーと，他に類を見ない色合いとなります。どこにでも生えている珍しくないといえば珍しくはないですが，まるで飾り物のような，なんとも不思議な植物です。