メナモミ(雌菜揉)/コメナモミ(小雌菜揉)

 

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2007/09/22

オナモミはよく知っているのに,メナモミは名前を聞いたことがあるくらいで,図鑑で調べて初めて姿かたちを覚えました。特徴的な5本の総苞片と呼ばれるものがプロペラのように開いた姿の図鑑の写真に比べて,これは少し時期が早く,開きかけのぶちぶちが付いた腕が,花を取り囲むように湾曲しています。

2007/09/22

メナモミは薬用植物で漢方で多く用いられるそうです。その時,葉っぱを揉んで用いることから,「菜揉(なもみ)」の名前が生じ,その小型のものが雌菜揉(メナモミ),大型のものが雄菜揉(オナモミ)と呼ばれるようになった,という説がありますが,あくまで仮説の一つで,その名の由来にはいろいろな説があるようです。雌が付いている割には葉っぱはかなり大きく,オナモミより逞しい姿をしています。

2007/09/22

後ろのピンクはツリフネソウ,手前右の小さなピンクはハナタデです。

2014/09/27

その後,しばらく見かけず,以前に見たところでやっと総苞片が見事に開いたメナモミを見つけたと思ったら……

2014/09/22

なんだか依然見かけたメナモミとは雰囲気が全然違っていて,どうやらこれはコメナモミのようです。図鑑には「花の開いた姿は区別がつかない」と書かれていて,分類のポイントは葉っぱの大きさと花柄の毛の生え方だそうで,たしかにこの写真では,花柄にあまり毛は生えていないし,葉も小さく茎も細めです。

2014/11/29

オナモミと同じく(こちらは粘液で引っ付くので,かぎ針のような棘で引っ付くオナモミとは仕組みは違うのですが)その実が引っ付き虫として知られているので,熟した実の写真を撮ろうと思っているうちに時機を逸してしまい,種もすっかり飛んでしまった後のドライフラワーのようなコメナモミです。

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