A5774バリーコットン灯台

A5774 Ballycotton Lighthouse

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アイルランド灯台ツアーに参加させていただき,初めて海外の灯台をじっくりと訪問する機会を得ました。日本とは一味違う灯台の歴史と伝統を強く感じた灯台巡りでした。

2016/09/10

【A5774】バリーコットン(Ballycotton)灯台はバリーコットン島の天辺付近に立っています。島に渡る船の発着する小さな港へ降りていく坂道から,島と灯台が見えました。

2016/09/10

2016/09/10

2016/09/10

2016/09/10

この灯台はガイドツアーによる参観が可能です。バリーコットンの港から定員15名の船(上左の右端に写っている小さな船)でガイドとともに島へ。島に近づくと桟橋からいったん右に登り折り返して左上に伸びる灯台への道が見えてきます(上右)。石垣に囲まれた緑の坂道を灯台へ(下左),坂道のてっぺんの灯台に到着です(下右)。

2016/09/10

2016/09/10

2016/09/10

あまり例を見ない黒色塗装石造(砂岩)の灯台は近くで見るとちょっと異様な雰囲気です(左)。陸側(バリーコットン村の方)は赤色ガラスで分弧されています(右上,後で調べたところによると白光238°-°048° (170°),赤光048°-238° (190°))。ガイドさんに率いられて灯台の中へ(右下)。彼の説明によると,村の方が明るすぎないように減光している,ということでしたが,黒色塗装はその方が見やすいからという説明とともに,いまいち納得できないところです。天井の丸い部分は,かつて大きなレンズを支えていた柱が通っていたところで,LED化された今では水銀槽とともにその柱は撤去されています。

2016/09/10

2016/09/10

バルコニーへ出ると,美しいバリーコットンの村が展望できます(上左)。目の下には灯台守が住んでいた付属舎や天水をためておく水槽棟など,それに新しくできたヘリポートも見えています。上右は赤い手摺りと補助灯,振り向くと灯器が目の前です(下左右)。光源はLEDですがフレネルに似たレンズ様のものが設置されていました。

2016/09/10

島を離れるころ,午前中は逆光気味だった光線の具合がいい塩梅になってきました。孤島に屹立する黒塔の姿を何枚も撮影しながら,そして初めての本格的な灯台訪問に興奮と感激が収まらないままにバリーコットン島を後にしたのでした。

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