田の口港東波止の常夜灯/田の口港西波止の常夜灯

 

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まるで防波堤灯台のように,田の口港の二つの防波堤に常夜灯が置かれていますが,アップにしてみるとそれぞれが全く違う形式で作られています。左(東波止)は嘉永4(1851)年,右(西波止)は天保7(1836)年に作られたというからずいぶん時間差がありますが,防波堤で対になって残っているのは全国的にも珍しいそうです。

港にある大鳥居と(備前焼の)狛犬越しに常夜灯が見えています(左)。この鳥居は田の口港から4kmくらい北にある由加神社本宮の南参道の入り口にあたるものです。由加山・瑜伽大権現と讃岐国・金比羅大権現を詣でる両参りが民間の信仰を集めていた頃,この港がその両参りの玄関口になっていたということで,港にも立派な常夜灯が作られていたのでしょう。鳥居の後ろに小さな社がありましたが(右),このお社のための鳥居というわけではありません。

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