6739日向青島灯台

 

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前回訪問時は駐車場の呼び込みがうるさいので青島を通り越して青島港から【6739】日向青島灯台を撮りましたが,今回は青島を正式に訪問したので,写真を取り換えました。宮崎の名所である鬼の洗濯岩の上に立つ,かっこいい灯台で,近づけないのかと思っていたのですが,干潮のせいか根元に到達することができました。ただし上のような角度で近づくと次々に岩を乗り越えねばならないので,灯台のずっと右側から,下左のように洗濯板の節理がまっすぐ灯台に向かうような角度から進むのが楽でしょう。干満の具合によってはこんなに近づけないこともあるかもしれません。ちなみに国土地理院の地図では完全に海の中,グーグルマップでは完全に島の中というふうに表示されます。きっとどちらも正しいのでしょう。

裾広がりの灯塔なので,下から入るのかと思ったら,やはり満潮時や高潮のことを考えて,入口はずっと上の2段になった手摺りの部分にありました。プレートには「日向」の文字はなく,代わりに「灯台百年」と文字が入っています。竣工(なぜ初点ではない?)の昭和44(1969)年は日本所の洋式灯台である観音埼灯台の初点から100年ということだろうと思いますが,灯台関係者の間では,観音埼灯台着工の日をもって灯台の始まりとする慣例で,それとは1年ずれています。ともあれ私たちが訪問したのは灯台150年と騒がれている2018年で,この灯台はほぼ50年目を迎えようとしていることになります。

事前に調べたら呼び込みのうるさかった有料駐車場以外に公営の「青島参道南広場駐車場」という無料駐車場があることがわかり,実際に青島の入口に近づくとこの駐車場のほか大きな温泉施設も観光客に駐車場を開放していて自由に止めることができました。太っ腹な温泉施設のおかげでうるさかった駐車場の呼び込みもすっかりおとなしくなっていました。そんな青島入口を越えて浜辺に出ると黄色いポストのそばから青島まで橋でつながっています(上左)。この時まで私は青島というものがどういうものか知らなかったのですが,青島神社へお参りするのがメインの観光らしく気候も良いので橋の上はたいそうな賑わいでした(上右)。島に到着して青島の自然に関する案内板のところ(下左)から観光客を避けて左に回り込み時計回りに島の反対側まで海沿いの遊歩道を進むと,鬼の洗濯板の彼方に【6739】日向青島灯台が見えてきました(下右)。

とはいえせっかくなので一旦橋の袂まで戻って青島神社にもご挨拶をし(上左),砂浜をさらに進んでいくと灯台が姿を現します(上右)。右回りよりこちらの左回りの方が幾分近いかもしれません。灯台付近からは【6737】戸崎鼻灯台(下左)や【6738】青島港東防波堤灯台(下右)も見えています。

最後に青島の西側に広がる広い浜辺を少し散策しました。島から離れると灯台が姿を表します。遠いから灯台は小さいけれど青島の全体と灯台というショットを撮ることができました。

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