6491上的島灯台/6500待島灯台/6500.2片側港西防波堤灯台

(梶木岳山頂展望台)

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【6493】梶木埼灯台へ向かう途中道に迷ってしまい,路端で軽トラをとめておしゃべりをしていたおじさんに道を尋ねたところ,「梶木埼」ではなく「梶木岳」への道を教えらえました。「灯台」というと「ああ,灯台はこの下だけど,絶対梶木岳に登った方がいいよ。展望台があって鹿児島の長島まで見えるし,絶景だよ」と。その言葉に従って教えられた道を辿りましたが,その険しくて細いこと。これまで灯台を目指してずいぶん無理なところへ車を乗り入れた経験はありますが,これまでのどの灯台道よりも厳しかったように思います。道はほとんど落ち葉に埋もれていて通る人もないから心配しなくていいかもしれないけれど,集落を離れてからはほとんど離合場所もなく,到着するまで気が気ではありませんでした。その代り頂上下の駐車スペースから鳥居をくぐって山頂に出てみると,写真の通りの大パノラマが広がっていました(上が左側,下が右側です)。可能性半分と思っていた【6491】上的島(かみまてじま)灯台をはじめ鹿児島県に属する【6500】待島(まてじま)灯台や【6500.2】片側(かたそば)港西防波堤灯台まで見ることができました。まるで地図を見るように鹿児島側の島々が目の前に広がっています。ここを勧めてくれたおじさんたちに感謝です。といっても人に気軽にお勧めできる場所でないことも確かですけど。

右手の方に見えている【6491】上的島灯台は1897(明治30)年4月8日初点のCランク保存灯台です。残念ながらここからの遠望では詳細は見てとれません。このあと訪問した【6493】梶木埼灯台からもう少し近くに見えたので下の方に掲げました。

上左右がやや左手に見えていた【6500】待島灯台,下左が【6500.2】片側港西防波堤灯台でいずれも鹿児島県側になります。これらの灯台は獅子島片側港を経由して熊本側の中田港と鹿児島側の諸浦港を結ぶフェリーロザリオ(天長フェリー)に乗らなければ見えないと思って諦めていたものです。ここから見えたのはラッキーでしたが,やはりいつかはフェリーロザリオに乗ってみたいという気持ちも残りました。
下右に天頂展望所の様子を掲げました。大海原を目の前に陽光燦々という感じですが,ここに至る道は森の中の落ち葉に覆われて路面も見えないような暗くて細い山道で乗用車で気軽に入れる道ではないことを重ねて記しておきます。

気を取り直してこのあと【6493】梶木埼灯台に向かいましたが,そこでも【6491】上的島灯台(上段左右)と【6500】待島灯台(下段左右)を遠望することができました。山頂展望台に比べて,上的島は少し近く,待島は少し遠く思えました(【6493】梶木埼灯台のページにも再掲)。

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