4549西条港導灯(前灯)/4550西条港導灯(後灯)

朔日市の石鎚常夜灯(新堀石鎚常夜灯)/4547西条港第1号灯浮標/4548西条港第2号灯浮標

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石鎚常夜灯を求めて西条港に近づくと,それがすぐ見つかったばかりか【4549】西条港導灯(前灯)と【4550】西条港導灯(後灯)もすぐそばに立っていました。導灯にはいろんなあり様があって,いつもびっくりさせられます。

右列が【4549】西条港導灯(前灯),左列が【4550】西条港導灯(後灯)で下段が初点プレートです。プレートは情けないことに象嵌で訂正されています。きっと「道」燈と間違ったに違いない。それを象嵌で訂正したついでに前灯のものを流用して「前」を「後」にしたに違いないと睨んだのですが……。いずれにせよよく読めなくなっていますが,両者とも「昭和二拾七年五月 竣功」と書かれています。これも「竣工」の間違いではないかと思ったのですが,辞書を見ると「竣功」という言い方もあるのですね。知らなかった。この歳になってまた一つ勉強になりました。

上は前から導灯が並んでいる様子を見たところです。こういうふうに前から見られる導灯は(こんなに簡単に両方に近づける導灯も)そう多くはないので,貴重なショットです。バックの山並みの右のほう,右端の重機に隠れている辺りが石鎚山です。
下段は石鎚常夜灯のアップ,表(南側,こちらが石鎚山の方向です)からと裏(北側)から。正面には竿に「石鉄山大権現」とあり,基壇に「世話人」「當○本町」「今川屋国蔵」,基壇裏側には「備前岡山」「橋本町大手」「伊部屋永吉」,竿の左側には(これは読めなかったのでWEBの情報)「弘化三丙午 五月吉日」と書かれています。この港が石鎚山信仰の起点であった名残りなのでした。

沖合に赤緑,二つの灯浮標が見えました。左の赤いほうが【4548】西条港第2号灯浮標,右の緑が【4547】西条港第1号灯浮標です。

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