3301紀伊日ノ御埼灯台

 

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2017/03/25

【3301】紀伊日ノ御埼灯台が建て替えになったと聞いて,再訪しました。「日ノ岬パーク」に入ってすぐに左の方に伸びている新しい舗装の道があったのでそれを辿ると,正面に新しい灯台が見えてきますが,まだ工事中でした。情報では3月中旬建て替えとあったのですが,工事が少し遅れたようです。塔部は8角形でコンクリート製らしくまだ塗色されていませんが,今度は海が背景になるので,真っ白になったら青い海に映えるでしょう(2017年4月14日付の追加表でやっと変更(移設)が発表になりました。驚いたことに5月の時点でもうGoogle Mapの灯台の位置は変更されており,新しい灯台の写真もアップされていました)。

2017/03/25

新灯台の工事現場を通り過ぎて行き止まりまで行くと(防衛庁の施設の付近から先は崖崩れのため通行禁止になっています),新旧両灯台が並んで見えました(上)。この位置からは新灯台の灯器がよく見えます。旧灯台のレンズを移設すればいいのにと思っていたのですが,残念ながら新しい灯器が入っていました(下右)。

2017/03/25

旧灯台にも寄ってみました。撤去の準備か工事のトラックが止まっています(左)。3等レンズの灯器はまだそのままですが(右),私にとってはこれが見納め。このレンズはどこへ行くんでしょうね。近くなら潮岬の灯台資料館ですが,あそこにはすでに2代目の2等レンズがあるから,被ってしまいます。

何の工事か,灯台の入り口が開けられ,中で作業をしているようです(左)。ちょっと覗いてみたら,ちょうど正面に初点時のプレートが設置されていました(左)。特別公開の時でもなければ見られない貴重なものなので,大急ぎで撮影させてもらいました。声をかけたのですが,作業の方の返事がなかったのでそれ以上覗き込むことはやめて灯台を離れました。地盤が緩んでいるからと言って建てかえるには惜しい灯台です。その姿をしっかりと目に焼き付けておくことにしましょう。

以下は初回訪問時の記事です。

2014/03/26

2014/03/26

【3301】紀伊日ノ御埼灯台。訪問時,あいにくの雨が激しくなりましたが,そのおかげで点灯していたので,大型レンズが回転している姿をはっきりと目にすることができました(中右)。初点プレートを見ると「紀伊日御埼燈臺」と書かれていますが,灯台表および燈光会の周知板(下右の左端に見えています。この画像をクリックすると別窓で拡大表示します)には,「紀伊日御埼灯台」と書かれています。

2014/03/26

【3301】紀伊日ノ御埼灯台は県道24号から県道187号に折れて岬の先端を目指して進んだところにある「日ノ岬パーク」という観光施設(?)の奥にあります。左が日ノ岬パークの入口で,ここを右に入り,少し登ったところに「徳本上人像」の案内板の下にちいさく「日ノ御埼灯台/この先100m」と書かれています(右,錆がひどいのでいつまで読めるか)。ここを左に入ればすぐに灯台で,車でも入れそうですが,もう少しあがったところに普通車の駐車場があるので,そこから歩くのがいいでしょう。もっと上にはホテル(国民宿舎?)がありますが,営業しているのかどうか。ちなみに右の写真の右に「(直進)中・大型バス専用駐車場/中型バス 1000円/大型バス 2000円」という無謀な看板があり,その下に小さく「←紀伊日ノ御埼灯台」と書かれています。ちなみに私たちはどっちの灯台の案内も行きがけには気がつかず,雨の中をずいぶんとうろうろしてしまいました。

2014/03/26

2014/03/26

蛇足ながら日ノ岬パークの入口を直進するとすぐに「地滑りのため立ち入り禁止」になります(左)が,地すべりの現場より手前に灯台への分かれ道があり(右),ここを登るとすぐに灯台に着きます。

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