1683綾里埼灯台

 

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【1683】綾里埼灯台。日本でも最難関の灯台のうちの一つだと思います。正門を備えた塀の中の官舎跡の広い空地から一段下がったところに海に向かって立っています。

灯台自体はすっきりとした四角形のたてもので,あまり装飾的なものはなくすっきりとしています。灯器は残念ながらLED,玄関部分には初点プレートがありません。

初点プレート代わりに正門にあった表札(左)。その横にはだれが制作したのかチェーンソーワークと思われるフクロウの像が設置されていました(右)。

2016/08/01

2016/08/01

【1683】綾里埼灯台への道のりです。綾里港をこえて気象庁大気環境観測所(気象ロケット観測所?)を目指します。途中から未舗装でかなり細い山道になり,多くの綾里埼訪問記には,観測所の入り口までは問題なく車で進めると書かれていますが,大きな丸太を満載したトラックに出会ってしまいました。少しバックしてなんとかすれ違いましたが,冷や汗をかきました。ようやく観測所の入り口に到着(上左)。いつもなら先人の教えに従ってここに車をとめて歩くのですが,「車で行けそう」という言葉を信じてこのゲートの右側のダートコースへ車を乗り入れました。実際にはゲート付近が一番草が茂っていてそのあとはちゃんとした轍のある道なのですが,多少ぬかるんでいるところもあり,帰りに危うくスタックしそうになりました。ケイタイの電波も届かずJAFも呼べないので来るまでの進入はあまりお勧めできません。約5kmの距離を車で稼いで展望台に到着(上右)。ここから綾里埼灯台を望むことができます(下左)。でもあすこまで下りて登るのかと思うとみなかった方がよかったと思ったりして。さて上右の展望台の右横からいよいよ山道を徒歩で進みます。入ったところは少し急ですが,あとはだらだらの下りです(下右)。

2016/08/01

下りきってしまうと右手の丘を巻いて進み(上左)倒木で道がふさがれた先に灯台が見えてきます(上右)。展望台から15分位で灯台の正門に到着(下)。
灯台で15分ほど過ごしての帰りは,登り返しになるのでもっと時間がかかりました。展望台まで戻ってくるとすっかり霧に包まれて灯台は見えなくなっていました。通常は行きに比べて短く感じるはずの帰りなのに,気の抜けないラフロードをたどり,綾里港に戻った時には達成感もあるにはあるのですが,ずいぶんと疲れ切ってしまいました。

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