1011三本松鼻灯台/1011.5三本松鼻航空灯台

 

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2011/10/08

2011/10/08

舞鶴湾は大変大きくて入り組んでいますが,その入り口にある【1011】三本松鼻灯台と【1011.5】三本松鼻航空灯台がならんでいるのが,対岸になる湾の西側から見えました。左の写真の下の白灯台が三本松鼻灯台,その上に見える赤いものが航空灯台と思われます。2008年の灯台表には白鉄柱と書かれていますが,赤い色をしています(下記参照)。
右は湾の反対側に回って三本松鼻灯台を目指し,その入り口にたどり着いたところです。金網で囲われていますが,左のほうに釣り人のフミあとがあり,それを辿って中に入り込みました。金網を入ったところに下に下りていく階段があり,そこを降りていくと三本松鼻灯台へ,降りないで真直ぐ行くと航空灯台に辿りつきます。


階段を下りて海岸に着き右の方にたどっていくと【1011】三本松鼻灯台に到着しますが,木々にさえぎられて全体像はうまく撮影できませんでした。塔頂部は曲線の造形がユニークです。

2011/10/08

2011/10/08

【1011.5】三本松鼻航空灯台もちょうど逆光でうまく撮れませんでしたが,どう見ても赤塔です。航空灯台というのも飛行場灯台みたいなものでしょうか。プレートはありませんが,手前に立っている制御盤のプレートに「航空灯火制御盤」と書かれているので,これが三本松鼻航空灯台で間違いないと思います。
【追記】2008年版の灯台表には,光達距離:6,構造:白鉄柱と書かれているのですが,2014年版の灯台表では,光達距離は5,構造の記述はなし,そして2018年版ではついに光達距離の記載も削除されていました。この間の追加表にはこれらの変更の記載はありません。海保の管理ではないのでしょうが,ちょっと扱いがぞんざいすぎるように思います。いまさらながら調べてみたところ,「航空灯台」というのは「飛行場灯台」とは違って戦前(昭和初期頃)の有視飛行時代,夜間の定期航空の安全のために飛行コースに沿って設置されたもので,戦後も増設,移設,改造,撤去を重ね,やがて航空機が無線標識を利用するようになったことから,昭和43年に廃止・消灯,昭和44年にかけて撤去された,ということです(「戦前の航空灯台」より要旨引用)。なぜかこの三本松鼻航空灯台だけが残っていて稼働しているようですが,海上自衛隊の航空基地が近くにあるからでしょうか。本当に稼働しているのか,いつか夜間に訪れたい。

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