0843七類港九島灯台/0847七類港釣鉾山灯台

 

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島根半島の北側,隠岐諸島への連絡船の発着港七類港を通り過ぎて,法田港へ向かう途中の峠で,【0843】七類港九島灯台と【0847】七類港釣鉾山灯台を一望できるところがありました。

【0843】七類港九島灯台(左列)には【0844】七類港船島照射灯が併設されているのですが,残念ながら沖の方を向いているようで,この場所からは灯器は確認できません。灯台の灯器がLEDになっているのに電線が繋がっていることから照射灯の存在を推測するばかりです(資料によると灯台も電源は太陽電池ではなく商用電源を使用しているそうです)。九島は独立した島なので陸路では到達できませんが,付近は有数の釣り場で釣り人たちのための渡船がたくさんあるようです。グーグルの航空写真で見ると,上左の写真で灯台の下に見えている左へ入り込んだ湾の奥から灯台への道が伸びているのが見てとれます。【0847】七類港釣鉾山灯台の姿もここから見えるのでもういいかとも思いましたが,せっかくここまで来たので,到達を目指すことにしました。

2018/11/01

法田港を通り過ぎて車で入ることができる港の一番奥に車をとめさせてもらい(上左),【0847】七類港釣鉾山灯台を目指します。山道の入口らしきところを発見したので(上右)入ってみるとそこは畑になっていて奥に伸びる道が見つからず,港で仕事をされていた方に伺うと畑の横に入り口があるからそこを登るように教えていただき,流木でふさがれていたので通り過ぎそうになった入口から山道に分け入ります(下左)。すると何のことはない,畑の横の竹の垣根を越えたところが山道でした(下右)。

少し登ると擬木の階段に辿り着き(上左),それからところどころ山道になるもののほとんど擬木の階段をひたすら上っていきます(上右,下左)。同じような写真が並んでいるのは延々と階段が続いていることを示しています。道に迷う心配はないけれどとても苦しい思いをしていきなり【0847】七類港釣鉾山灯台に到着。歩き始めて20分あまりの行程ですが,厳しい登りだったのでかかった時間以上に疲れを感じました。

釣鉾山灯台の表と裏。周囲の草は刈られていたけれどあまり撮影スペースはなく,海も見えません。

初点プレートは灯台の入口の横についていたので危うく見落とすところでした。これを見るために登ってきたようなものですが,残念ながら読みやすいとは言えません(左)。かろうじて「七類港釣鉾山燈台/初点 昭和三十三年十月」と読み取ることができました。右は灯器のアップ。

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