0767萩港灯台
0769萩港なぎ東防波堤灯台/0770萩港夕なぎ西防波堤灯台
0771.5萩漁港越ヶ浜A防波堤灯台

 

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【0767】萩港灯台は萩湾に突き出た狐島という地続きの島の北端にありますが,この島はほとんどが萩女子短期大学の敷地で灯台もその奥にあります。この女子短大,現在は閉鎖されていて校門は立入禁止になっている(左)ので灯台には到達できません。ちょっと調べてみたら,その後4年制大学に改組され,萩国際大学となり短大は廃止,その後倒産・民事再生法の適用を繰り返し,山口福祉文化大学,至誠館大学と名を変えているとのことでした。旧都萩のお嬢様型が通う女子短大ではなく主に中国などの留学生の受け入れが主眼の学校法人だったようです。訪問記にはここを突破して侵入したという記事が見られますが,私たちはおとなしく正門前で引き返し,越ヶ浜に向かう途中の海岸からその姿を捉えました(右)。

代り映えしないけれどすでに点灯していたので,消灯時と点灯時を並べてみました。

萩港越ヶ浜地区は笠山につながる細くなった部分の南北に分かれていて,南側を夕なぎ港といいます。この「なぎ」は本当は漢字でさんずいに和(2チャンネル風に書けば「シ和」かな)なのですが,この字は漢字のJISコードはおろかユニコードにも入っていないので,灯台表では手作り感満載の作字で対処しています。7管の通達などは仮名で代用,これが大人の対応ですね(この漢字について少し調べた覚書を別ページに記したので参照ください)。いずれ名称変更になるかもしれません。そんなわけで山口の灯台巡りでは角島灯台と同じくらい楽しみにしていた夕なぎ港に到着,港の駐車場に入ったら正面に2灯台が見えました。

2017/10/19

2灯台はすぐ近くに並んでいますが,到達しようと思ったら,港をそれぞれ半周しなければなりません。まずは駐車場から左に進んで【0769】萩港夕なぎ東防波堤灯台を目指しました。根元まで行くとすぐ目の前に【0770】萩港夕なぎ西防波堤灯台が見えるんですけどね。ここで念願の初点プレートをゲット(右下)。「なぎ」はきれいな楷書体で他の文字と違和感なく書かれています。

2017/10/19

【0770】萩港夕なぎ西防波堤灯台をアップで撮るのはここからが一番いいかもしれません(左)。帰ろうと振り返ったら【0767】萩港灯台がよく見えました。先ほどと違ってバックに建物が写っています。女子短大の校舎だったものでしょうか。

港をぐるりと一回りして【0770】萩港夕なぎ西防波堤灯台までやってきました。こちらからのアプローチでは【0769】萩港夕なぎ東防波堤灯台はもちろんのこと【0767】萩港灯台もずっと見えています(上)。そしてこちらも無事初点プレートをゲット。同じ楷書体でもこちらの方が少しきれいに見えました。防波堤灯台のプレートはこだわらないことにしているのだけれど,この2基だけはどうしても撮影したいと思っていました。念願がかなって山口県まで来たかいがあったというものです。

2017/10/19

こちらから【0769】萩港夕なぎ東防波堤灯台を見ると防波堤がまっすぐになってしまって面白くありません(左)。もちろんいろんな角度からもう撮ってあるからいいんですけど。これで夕なぎ港をおしまいにして話のタネに海とつながっていて鯛やヒラメが舞い踊っているという明神池を見物し,駐車場まで戻ってきたら,地区の案内板にはしっかり「なぎ」が漢字で書かれていました(右)。

明神池の東側の細い路地を抜けるとすぐに夕なぎ港と反対側の嫁泣湾(よめなきわん)側に出ることができて,そこに【0771.5】萩漁港越ヶ浜A防波堤灯台があるのですが,先に【0771】虎ヶ埼灯台に寄ってから駐車場の前の路地を抜けようとしたら,どうしても車で通れるような道は見つからず,国道191号線まで出て集落を回り込み,ようようの思いで嫁泣湾側に出ることができました。すでにだいぶ日が暮れてきたので,灯台の灯もずいぶん明るく見えるようになりました。この時間になると技術のない私には手持ちの望遠は難しく灯器のアップはボケボケのものしか撮れませんでした。

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