0012葛登支岬灯台

 

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何度目の訪問になるでしょうか。夕闇の迫る【0012】葛登支岬灯台を訪問することができました。到着したのは点灯直前で,待つほどもなく点灯しました。点灯直後の緑色の光が印象的です(灯台入口の案内板に前回空白だった部分に北斗市のイラストマップが加えられていました(別窓に拡大表示。右の灯台に関する部分は下に拡大したものと変わっていません))。

2020/07/12

2020/07/12

次第に安定した白色光になってきました。撮影中,ウンカのような小さな虫にまとわりつかれて往生しました。レンズの前も飛び回っています。

2020/07/12

闇が次第に濃くなるとともに灯火は輝きを増し,刻々と変わる空の色とレンズのきらめきを何とか記録に残そうと何枚も写真や動画を撮っている間に,足許もおぼつかなくなるほど暗くなってしまいました。

暗闇の坂道を下ってくると函館湾の漁り火が水平線に輝きを連ねていました。イカ釣り船と思います。函館山の頂上のロープウエイの駅も輝いています。知識も技術もないので拙い画像しか撮れなかったけれど,点灯から1時間ほど,49,000カンデラ,3等大型12面レンズを心ゆくまで堪能して灯台を後にしました。

以下,初回から前回訪問時までの記事です。

2010/07/23

2010/07/23

【0012】葛登支岬灯台。第1回目の北海道旅行の掉尾を飾るにふさわしい立派な灯台でした。とりわけ塔頂部が立派なので,国道から見上げたとき(右の写真)にはどれほど大きいのかと期待しましたが,実際は塔頂部に比べて,基部は短めです。例の周知板は消えかかっている部分が多いのですがこちらに拡大表示します。

葛登支岬再訪。国道から灯台まできれいに草刈りがしてあって,その脇には野草が咲き乱れるという気持ちのいいアプローチでした。じつは周知板を撮り直そうと思って再訪したのですが,撤去されたようで,どこにも見つかりませんでした。もしかしたら,新しいブルーの看板と取り替える予定なのかもしれません。しょうがないので,大きなレンズとか,管理等のプレートとかを撮り直してきました。

2010/07/23

2010/07/23

初点プレートがないのが残念です。代わりに表札?の写真(左)です。右の写真は「灯台入口」バス停です。このバス停の左側(写真の手前側)に鎖を張った道があり,車は入れませんが,轍が灯台まで続いていますので,のんびりと周囲に咲いているさまざまな花を見ながら登っていくとすぐに灯台に到達します。
実は最初,カーナビに灯台まで続く道が表示されたので,それにしたがって国道を曲がってみたのですが,とても車の入れる道ではありませんでした。見回すと電線が灯台に向かって延びていたので,かつては車も通った道が夏草に覆われているのだろうと思い,ヤブコキしてみたのですが,最初は少し残っていた踏み跡もなくなり,にっちもさっちもいかなくなって引き返し,上記の道を発見したのでした。カーナビの頼りすぎと電線を辿るという原則に縛られすぎるとひどい目にあうという教訓でした。おかげでいっそうこの灯台が印象深いものになり,大満足して北海道旅行を終えることができました。

2012/08/07

フェリーの船上から,葛登支岬灯台が見えました。洋上から見ると近くで見るよりずっと立派な灯台に見えます。

2016/08/21

2016/08/21

2016/08/21

葛登支岬灯台3訪。前回周知板が撤去されていたので,新しい青色の周知板が設置されているかと見に行ったのですが,まだ設置されていませんでした。やむをえず同じような写真を何枚も撮って帰ってきました。宗谷岬灯台や襟裳岬灯台が新しい周知板になっていたので,ここもそのうち青い周知板が設置されるとは思うのですが,それが確認できるまで,何回も足を運ぶことになりそうです。もしこのまま設置されないとしたら……。

2019/07/12

北海道に渡るたびに訪問している葛登支岬灯台ですが,今回(2019年)訪れてびっくりしたのは轍がぬかるんだ灯台へのアプローチが草道から砂利で整地された道になっていたことで(上左),その入り口には手作り感満載の灯台の案内板が設置されていました(上右の画像クリックで右側のプリント部分を拡大)。定型の情報だけでなく,この灯台の特徴であるレンズのことが詳しく書かれているし,歴史も詳しく紹介されていて好感が持てます。フレームは撤去された灯光会の周知板のものらしく,いつの日にか新しい周知板が設置されるのでしょうか。その日の早いことを祈ります。そして草だらけだった灯台のまわりも砂利で整地されてすっきりしています(下)。美しい草花が咲き乱れていた以前の道もよかったのですが,上り坂は整地されても周囲は藪のままでこれからも季節季節の野草が灯台を訪れる人を迎えてくれることでしょう。

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