0005矢越岬灯台

 

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2017/07/09

2017/07/09

北海道の沿岸灯台で唯一見ることのできなかった【0005】矢越岬灯台ですが,「矢越クルーズ」が2014年からスタートし,矢越岬の沖を小型クルーズ船で観光できるというので,喜び勇んで行ってきました。実は2016年にも計画したのですが,台風の影響で出港できず断念しました。上は,出発地小谷石漁港の近くの展望台から漁港を見下ろしたところ。ちょうど入港しようとしている船が見えますが,これがクルーズ船「義経号」で,予約した便のひとつ前の便が返ってきたところです。漁港からいざ出発(下左)。10分足らずで矢越岬の先端付近に到達,「新・喜びも悲しみも幾年月」で登場する灯台へ上る階段が見えてきました(下右)。ただしここからは灯台は見えません。岬を回り込んだところでやっと見えてくるのですが後ろ向きになるので,帰りを期待してこのクルーズの本来の趣旨である「青の洞窟」やら手つかずの海岸線の自然の姿,奇岩怪石を楽しみます。

1時間ほどの観光クルーズを終えて折り返し,帰路についてようやく矢越岬が正面に見えてきました(上)。灯台の姿も確認できます。近寄って望遠で(下左),さらに近寄って望遠で(下右)。残念ながら茂みに隠されてほとんど塔頂部しか見えません。

灯器部分のアップです(左)。船長さんに灯台を見たいといってあったので近くで少し船を停めてもらったのですが,少し近寄りすぎて茂みがほどんどを隠してしまいました(右)。でも何とか灯器が確認できます。大型のLEDのようです。
2017年時点でクルーズの料金は4000円,二人以上で運行,ということなので,観光客のいなそうな日に交渉すれば灯台下の階段の船着場までクルーズ料金程度で連れて行ってくれるのではないかと思いますが,それは邪道というもので,見えないと思っていた灯台の姿が確認でき,知床岬のクルーズよりもっと秘境感のある自然を堪能できたので,大満足の1時間半のクルーズでした。

クルーズの後,【0001】白神岬灯台に寄ったら,そばの駐車場から矢越岬が見えました。先ほど目に焼き付けてきたばかりの特徴ある岬に望遠で寄ってみると,肉眼ではわからない灯台の姿も確認できました。とはいえ,いくら望遠でその姿が見えてもやはりこれだけでは寂しいので,クルーズ船で近づけてよかったと改めて思った次第です。

福島港からもうっすらとそのすがたを認めることができました(再掲)。

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