コンフリーに「鰭玻璃草」という立派な和名があることを，このページをアップしようとして初めて知りました。その葉を天ぷらにするとおいしいとか青汁にして飲むと健康にいいとか，そんなイメージがありましたが，実は毒性があり，大量に摂取すると肝臓障害の恐れがあるということも，初めて知りました。

英語名のコンフリーが一般化していることからもわかる通り，明治以降に家畜の飼料や食料・薬用，あるいは観賞用に移入されたものですが，現在では全国あらゆるところに野生化してはびこっています。上記の通り今では食料にはならないものの，淡青色～淡紅色の花がなかなか美しいので，畑の畔や山道でも結構刈り残してあったりします。

　

　

６月ごろから秋の終わりまで花期が長く花付きもよいので観賞用には今でも最適だと思うのですが，難点は生命力が強すぎてどこでもよく育ち，雑草としか思われない点でしょうか。タンポポにしろ何にしろ，花が美しくてもあまり元気だと見向きもされないのは不条理だと思います。