【呉市】呉市の市章は「呉市の周辺は九つの峰で囲まれているため,これを呉(九嶺)としてあやかり,九つのカタカナの「レ」で星形をかたどったもの」(市のHP)の中心に「木偏」のようなカタカナの「ホ」のような字が入ったものです(これについての説明は市のHPにはありませんが「市」なんだそうです(日本マンホール蓋学会さんを参照させていただきました))。左の亀甲柄のものにも右のASD型の小型蓋にも中心には,その「市」の部分に下水の「下」が入っています。
呉市には戦艦大和関連のデザイン蓋がたくさんあるそうですが,今回はすべてパスしました。

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【旧安芸郡下蒲刈町】呉市と合併した8町のうち6町は島ですが,すべて橋でつながっています。とびしま海道と称する島の連なりの西端にある下蒲刈島。かつて春蘭が自生しこの島を別名蘭島と呼んだそうですが,今ではミカンなど果樹栽培で農薬を使うため自生していた春蘭はほぼ絶滅だそうです。変わって現在では,全島庭園化事業(ガーデンアイランド構想)なるものが推進され,その一環として整備された「松濤園」は松を主樹とした庭園なんだそうで,これらを合わせ,蓋にはマツトランが描かれています。右は小型蓋です。いずれも蒲刈島の文化財である朝鮮通信使資料館御馳走一番館とか御番所を復元した資料館とか「蘭島文化振興財団」という財団法人が管理する諸施設が集中する地域内の整備された石畳の道で撮りました。

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2017/10/12

【旧豊田郡川尻町】旧町の花:ツツジが全面に細かく描かれています。右はちょっと小型のもの。

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【旧安芸郡倉橋町】松の木と遣唐使船が描かれています。ちょっと調べて分かったことは,(1)倉橋町に「長門の造船歴史館」という施設があり,そこに1200年前の遣唐使船が復元されたものが展示されている,(2)この「遣唐使船」は1989(平成元)年「海と島の博覧会・ひろしま」というイベントのために作られたもので,試験航海などはしたもののその後放置されていたものを「長門の造船歴史館」に展示した,(3)古くから倉橋島で木造船を作っていたことは間違いないものの,遣唐使船を作ったという記録はない,といったことなどでした。Wikiによれば旧町の木はネズ(ビャクダン)ということですが,どう見ても描かれているのは松でしょう。右は小型蓋。

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【旧豊田郡安浦町】中央は旧町章,大きく旧町の花:サツキを描き,その周りの円は太陽,周囲のボツボツは海を表すのだそうですが,はて(『日本のマンホール写真集』(水道産業新聞社刊,1997による)。

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2017/10/13

【旧豊田郡豊町御手洗地区】とびしま海道の東に位置する大崎下島が旧豊町(ゆたかまち)で,さらに東に進むと愛媛県の岡村島(今治市(旧越智郡関前村))につながっていますが,この島と対をなす大崎上島にはつながっていません。なおこの島の西側は豊島(とよしま)ですが,この島は豊浜町になります。さてこの大崎下島の東端に国の「重要伝統的建造物群保存地区」に選定を受けた「御手洗街並み保存地区」があり,この仕切弁蓋にはその町並み保存地区のすぐ近くにある御手洗港の千砂子波止高灯籠が描かれています。町並み保存地区を描いた蓋などもあるらしいのですが,何しろこの時は雨がひどくて……

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