上川郡(天塩)

和寒町剣淵町下川町

【和寒町】上左は町の木:ニレ,上右は町の花:カタクリが大きく描かれています。上部に入っている「自然の恵み野」「わっさむ町」という文字も控えめで,いろいろな要素をごちゃごちゃ取り入れたりせずにすっきりとまとまっていて好感が持てます。ただこの手のカラー蓋は汚れたりさびたりしやすいのが残念です。駅前のみならず住宅街と田園地帯の境目あたりにもこのカラー蓋はたくさん並んでいたのでもっときれいなのもあったと思うのですが,採集した蓋には大木の右根元に「町の木にれ」と書いてある部分が土砂をかぶっていてちょっと残念でした。下は亀甲型の町章入り汚水用と小型の汚水枡。

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2014/07/20

【剣淵町】カラー蓋には華やかな色使いで,花の咲き乱れる田園の中の木立や建物が描かれ,空にはくじら型の飛行船や風船が飛んでいて虹もかかっています。「絵本の里」の文字と,町名の「けんぶち」も本の形の枠に納められていて,文化的かつメルヘンチックな雰囲気です。この手の蓋が得てして無彩色版になると何が描かれているのかまったく分からなくなるのですが,秀逸なのは,絵柄が線描きになっていてモノクロでもよく分かることです。この町にある「絵本の館」が蓋に描かれているのかと思って写真を撮ってきたのですが(下左),どうも建物の形が違うようです。『日本のマンホール写真集』(水道産業新聞社)には「剣淵温泉の施設」と書かれているので,そちらが正解のようです。ちなみにこの「絵本の館」,よくあるような絵本美術館かとおもったら,子供たちが気軽に利用できる図書館の形で運営されていました。
下右は町章の入った小型蓋ですが,地紋は亀甲型のそれぞれの中心にドットが入ったものでした。この地紋は剣淵町で最初に見たのですが,その後道内でよく見かけました。

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2014/07/21

【下川町】上川郡にあるのに下川町。なんとなく印象の薄い町で,町民もその自覚があるのか,町を売り出すために考えたのが,なんと万里の長城。町の内外から募ってミニ万里の長城を完成させました。それで町の知名度が上がったかというと……。長城の手前に並んでいるのは下川町発祥のアイスキャンドルで,毎年厳冬の中,アイスキャンドルフェスティバル(実行委員会のHPはこちら)と称してさまざまなイベントが開催されます。万里長城(桜ヶ丘公園)もこの時期はアイスキャンドルパークとなり,蓋に描かれているように,星空の下,長城の周りにアイスキャンドルが並ぶのだそうで,これはこれで見てみたいけれど,この季節に道外から訪れるのはちょっと難しいかも。そんなわけで上右は真夏の万里の長城の実物。蓋には大きく描かれている「ふるさと交流館」のてっぺん部分が左端の方に少しだけ写っているのですが,分かるでしょうか。下は町の街頭で,メンテナンスホールとおなじデザインの飾りが取り付けられていました。

【下川町】町章の入った北海道型地紋の汚水蓋もありました。

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